【 遺伝的多様性が失われると 】
4万9千年前の同時期に死んだ「同じ一族」のネアンデルタール人の化石が発掘されました。
そのDNAの解析から、ネアンデルタール人は「男性」は生まれた集団に留まり、「女性」は生まれた集団から離れて家族を設ける慣習であった事が分かりました。
こうする事で「遺伝的多様性を保っていた」と言われます。
勿論「男女が逆」でも同じです。
そして、
遺伝的多様性を保つには「他の集団との交流」が不可欠である
のは分かるでしょう。
しかし、ネアンデルタール人の各々の集団が「孤立化する」と、次第に「近親交配」が行われていた事が分かって来ました。
これでは遺伝的多様性が保てなくなります。
すると、季候や環境の変化への「適応力」、病原菌への「抵抗力」も失われていきます。
つまり、
生きる事に適応出来なくなってくる
という現象に結び付きます。
この現象は現在600頭ほどしか存在しない絶滅危惧種のマウンテンゴリラも同じ(反映)です。
そして、
個体数がある程度まで減少すると・・・
その種の回復は困難になる・・・
のは既に証明されています、、、
ところで、ホモ・サピエンスの過度な開発や環境への介入により、「動植物の生命」へ多大な迷惑を掛けています。
TOPICSでは「人は一人だけでは生き残れない」と伝えていますが、
ホモ・サピエンスだけで生き残る事は出来ない
のも、皆まで言うなです。
なぜなら、生きる基本や土台となる「衣食住」の全てが失われるからです、、、
【 脳機能から見ても 】
ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの脳を比較すると、脳の大きさはネアンデルタール人が1、600㎤(立方センチ)でホモ・サピエンスは1、500㎤である事が分かりました。
脳自体はネアンデルタール人の方が「容量が大きい」という事ですが、ホモ・サピエンスでは「小脳」が発達していった事も分かりました。
この小脳は「社会的行動」に大きく関わっている箇所です、、、
ところで、TOPICSでは「意識は脳に依存しない」と伝えていますが、これは脳に意味が無いなどでは全くなく、
体が存在しなければ私達は自らを表現出来ない!!!
のが事実です(笑)
現在はあらゆる解決を「生成AI」に委ねようとしており、意識も「他の媒体」に移す実験が既に行われています。
可能かどうかは分かりませんが、
生きるとは何なのか・・・
という「原点」に立ち返る必要性があるように感じます、、、