声なき声ともコミュニケーションは取れる ~ネアンデルタール人という誤解から~

第517回:『 声なき声ともコミュニケーションは取れる ~ネアンデルタール人という誤解から~ 』

【 その他参照ワード:ホモ・サピエンス、遺伝的多様性、近親交配、人種差別 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

現在の地球上では国籍などから様々な「人種」が存在しています!

しかし、「人類」に目を向けると、

 

かつての地球上では人類は「複数種類」存在していたが・・・

現在の人類はホモ・サピエンスの「1種類しか」存在していない・・・

 

のが今回のテーマの出発点です!!!

 

 

では、ここから番組『 地球ドラマチック 』(Eテレ)の「ネアンデルタール人 VS. ホモ・サピエンス」(元は2023年にフランスで製作)の回を眺め、そこに様々な視点を加味していきます!

 

【 従来のネアンデルタール人像(イメージ) 】

4万年前に絶滅したネアンデルタール人がいます。

何十万年もヨーロッパで暮らしていたにも関わらず、絶滅の理由も含め「多くの謎」が残されていました。

 

1856年、ドイツ西部のネアンデルタール渓谷で人骨らしきものが発見されました。

それは頭部の一部の骨でしたが、ホモ・サピエンスの頭部の骨とは少し形状が「違って」いました。

その事から、ネアンデルタール人は、

 

類人猿がホモ・サピエンスへ「進化する途中」の存在

 

とされました。

そして、それに留まらずネアンデルタール人は、

 

ホモ・サピエンスより「知性が劣り、野蛮であり、毛むくじゃらの猿」に近い存在

 

と捉えられて来ました。

と言うのも、発見された当時の19世紀は「人種には優劣がある」とする、「露骨な人種差別や植民地主義」の時代でした。

そして、

 

進化の過程ではネアンデルタール人はホモ・サピエンスの「祖先」

 

とされて来ました、、、

 

 

ところで、私達は「未知のもの」を恐れる傾向が高いです。

「知ってしまえば」何て事は無くなるにも関わらず、「目を背け続ける」傾向も高いです。

ただ、良い意味での「無関心」であるならばともかく、

 

相手にネガティブなレッテルを貼り・・・

自分(達)だけが優れていて価値があると思い込もうとする・・・

 

というのは、私達「今のホモ・サピエンス」がしている事です、、、

そして、これらが最終的に「責任転嫁」へと結び付いていきます!!!