【 単なる見た目の違いだけ 】
更なる調査で、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスより身長は10㎝ほど低い事が分かりました。
そして、ネアンデルタール人の骨格や筋肉は発達していて体格も大きく、ホモ・サピエンスとは筋肉の付いている箇所も違っていた事も判明します。
ネアンデルタール人の身長が低かったのは「体温(熱)」を逃がさない為であり、当時のヨーロッパの氷期な気候に適応していたからと推測されています。
そして、DNAの解析により氷期に適応していたネアンデルタール人の肌は白く、瞳は明るい色で、髪は赤毛や茶色である事が分かりました。
一方のホモ・サピエンスは、アフリカの日射しの強い気候に適応する為に肌は黒かった事も分かりました。
ところで、現在の地球上では未だに「人種差別」のみならず、様々な側面からの差別が横行しています。
そして、敢えて極論で表現すると、このような差別の頂点に君臨しているのが「白人(至上主義)」です。
勿論、白人の全てがそのような偏向した考えを持っている訳では全くありません!
私達日本人も「黄色人種(アジア人)」として差別を受けるケースがあるのは、旅行であっても外国に行った事がある人ならば、少なからず「肌で感じた」経験はあるかもしれません。
単なる「見た目の違い」だけです、、、
そして、不謹慎な表現をすれば見た目の違う「ゆるキャラ同士」で差別しているのと同じです(笑)
繰り返しですが、現状で存在している人類はホモ・サピエンス「ただ一種類だけ」です!!!
【 思い込みが目を曇らせる 】
先に紹介した通り、従来のネアンデルタール人像(イメージ)は『 ホモ・サピエンスより「知性が劣り、野蛮であり、毛むくじゃらの猿」に近い存在 』でした。
しかし、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスと同様に動物の骨を道具として使い、毛皮を加工して衣類を作ったり、炉も発見され火も使っていた事も明らかになりました。
また、ネアンデルタール人には到底作る事は出来ないとされて来た、高度な槍も発見されました。
このような事から、ネアンデルタール人は「協力して」狩猟をしていた事も分かりました。
つまり、集団という「社会性(社会的営み)」を持っていたという事であり、これを「知性」と呼ばずして、何と言うのでしょうか、、、
更に、ネアンデルタール人には喉に舌骨があり、ホモ・サピエンス同様に母音や子音を含め「様々な声を出せる」事が分かりました。
ところで、地球上には「様々な言語(言葉)」が存在しています。
そして、TOPICSでは、
私達の「人となり」は・・・
「思い」+「言葉」+「行動」である!!!
と伝えていますが、「言葉」の前に「思い」が存在しています。
同じ日本語でもSNSでは「誹謗中傷」という「言葉」と「思い」と「行動」が蔓延しています。
何度も繰り返しますが、
「言葉」を裏切る者は・・・
「言葉」から裏切られる・・・
です、、、