【 広げるチャンス!? 】
山岡の同僚の花村さんが、老舗のお煎餅屋さんの主人の三谷さんと結婚しました。
その三谷さんに有名デパートから「出店して欲しい」と依頼がありました。
花村さんは「お店が大きく伸びる絶好の機会」と考え賛成しますが、三谷さんは気乗りしません。
と言うのも、これ迄も度々出店の依頼がありながらも全て断って来ていました。
その理由が品質を維持出来ない事と、デパートから商品を増やして欲しいと要望がある中、三谷さんは醤油煎餅一筋でやって来て、新たな味の煎餅を増やすのは店の方針に反すると考えていたからです。
こうして、花村さんと三谷さんの仲がギクシャクしていきます、、、
ところで、特に仕事ではビジネスチャンスが訪れる事もあり、それを見逃さない為に普段から「目を凝らす」事も大切で必要です。
一方でメディアなどに取り上げられ一時的に客が殺到し、逆に今まで通りのサービスが提供出来なくなるケースもあります。
そのまた一方で、手間を惜しまず丁寧な仕事をしているケースでは、それなりには値段にも「反映せざるを得ない」のが現実です。
「本物」に対して「買い支え」という視点が失われてしまうと、「偽物」だけが生き延び跋扈する状況になってしまい、最終的に「煽りを食う」のは私達消費者です!
【 右肩上がりを問う 】
そこで、花村さんは山岡に相談を持ち掛けます。
花村:
『 三谷さんは、昔からのお店の名声にあぐらをかいて、もっと大きく成長しようという覇気がないのよ! 』
山岡:
『 覇気? 』
花村:
『 勇気と言ってもいいわ。 』
山岡:
『 三谷さんに勇気がないって? 』
花村:
『 そうよ! 新しいことを始めて、お店を大きく発展させる勇気がないのよ。 それが私には歯がゆいの。 』
ところで、歴史上でも「覇権争い」は昔から繰り広げられてきました。
それは領土の奪い合いという形でされていましたが、今ではその範囲が「宇宙」にまで広がっています。
そして、何よりも危惧されるのが「心や精神という内面」にまで及んでいる事です。
いわゆる「思想の弾圧」ですが、TOPICSでは繰り返し伝えている通り、
一人だけでは誰も生き延びる事は出来ない
という事ですが、私達の内面も「多様性」に溢れています。
袋小路に入っている!?と感じる際には、もう一人の自分(もう一つの内面)にも目を向けて「見つけて」あげて下さい!
【 山岡の思惑 】
そこで山岡は三谷さんのお店をテレビで取り上げて貰う算段を付けます。
その取材の席で山岡は三谷さんにイチゴ大福を食べさせます。
最初は食べるのを躊躇っていた三谷さんでしたが、食べてみると美味しくて衝撃を受けました!
山岡:
『 三谷さん、イチゴ大福を作り出した和菓子屋さんが、もしそれまでの伝統を守ることでよしとしていたら、この新しい美味は発見出来なかったでしょうね!
もちろん伝統の味を守るのも大事ですが、新しい味のせんべいを作ることも、味の世界を広げるということでは、価値のあることじゃないでしょうか? 』
こうして三谷さんの説得に至りますが、当の山岡は一人ニヤニヤしていました(笑)
ところで、確かに日々新たな商品やサービスを考える事も大切で必要です。
また「食わず嫌い」という言葉もありますが、この表現を変えたものが、
「行動」という実践が大切で必要!
になり、今年の後半も意識し続けて下さい!