環境が人を創る事の功罪(光と闇) ~スタンフォード監獄実験&ジキルとハイドより~:前半

【 それぞれの意識の溝 】

第1日目が始まりました!

囚人役は囚人服に着替え、監房の外に一列に整列させられ、1日3回の点呼が課されます。

しかし、囚人の中には、あくまで実験であり、そこ迄の重み(現実感や意義)も感じておらず、笑顔の囚人もいたので、看守は真面目にやれと叱責したり、罰として腕立て伏せを命じます。

 

そして、看守役は「日中(午前10時~午後6時)」・「夜間(午後6時~深夜2時)」・「深夜早朝(深夜2時~午前10時)」の3つの時間帯に区分され、それぞれ3人ずつのシフト制が取られます。

そして、1日目の交代時間の夕方6時、日中シフトの看守が夜間シフトの看守へ、次のアドバイスをします、、、

 

日中シフトの看守:
『 一部の奴らは、まだ囚人役に溶け込んでいない。 用心深く観察し圧力を掛け、他の連中と歩調を揃える必要がある。 』

 

夜間シフトの看守:
『 まぁ、うまくやっとくよ。 君たちが明日戻って来る時には、ビシッと歩調が揃っているはずさ。 』

 

 

すると、夜8時の点呼の際に、変化が生じます、、、

 

【 変わり身の早さ 】

看守は難癖を付け始め、何度も点呼のやり直しを命じるなど、囚人に《 新たな 》圧力を掛け始めました、、、

更に、看守に《 素直にハイと答えない 》反抗的な態度の囚人を、懲罰房に閉じ込める罰を与え始めます。

 

実験開始から僅か半日で、看守の《 急激な変わりよう 》に、モニター越しに《 観察 》していたジンバルドーは、驚きを隠せずにいました、、、

 

そして深夜2時30分、看守は囚人を理由も無く叩き起こし、規則には無かった抜き打ちの点呼などの《 行動 》を取るようになります。

実は、この行動は初めて任務に就く深夜早朝シフトの看守の為に、夜間シフトの看守が思い付いた案を《 伝えていた 》事が発端でした。

そして、この案を思い付いた夜間シフトの看守は、次のように考えました、、、

 

夜間シフトの看守:
『 そうすれば(叩き起こすなどをすれば)、新しく看守を務める3人も、すぐ気分が高まって看守役に入り込みやすいだろう。 』

 

 

そして、同じシフトの看守も《 同調(賛成) 》ます。

 

しかし、看守役の大学生は、

 

《 自分達の役割を全うしよう 》と思い、行動しつつも・・・

それと《 同時に 》、事前に決められたルールから《 次第に外れ始めて 》いく・・・

 

更に、実験開始から僅か16時間後には、看守から囚人へ《 虐待 》が始まります、、、