と、ここで唐突に視点を飛ばしますが、コロナ禍ではウイルスの(突然)変異との言葉も何度も耳にした事と思われますが、
(突然)変異と聞くと怖いと感じるかもしれないが・・・
生命とは《 絶えず変化し続けている 》ものであり・・・
それを可能にしているのが「しなやかさ」という《 流れ 》である・・・
という事になります。
例えば、車のハンドルに「遊びという余裕」がなければコントロールを失い、たちまち事故を起こしてしまうのと同様で、生命に「しなやかさ」が無いとすると、その生命(種)はたちまち絶滅してしまうのは歴史でも科学でも医学でも既に周知の事実となっています。
と、ここで副題にあります「LUCA」とは何???との部分を少し眺めて参ります!
遺伝子の塩基配列の違いから生物(生命)を系統別に分類する分子系統学という分野があります。
それによると、ヒト科の流れの上では約600万年前に私達人間としてのヒト属とチンパンジー属とが《 分岐 》したとされていますが、裏を返すと、この分岐が起こる約600万年以前には人間とチンパンジーという《 区別 》はなく、ヒト科という《 共通祖先(同じ祖先) 》であったと言われております。
そして、更に遡ると約1、300万年前にヒト科と類人猿が分岐したとされており、このように、ドンドン遡っていくと、
「真正細菌」と「古細菌」と「真核生物」という3つの生命に辿り着く・・・
と遺伝子学では言われており、この3つの生命が分岐する前の生命、つまり、地球上の全ての生命の源とも呼ばれる共通祖先を生物学者の間では、
LUCA(全生物最終共通祖先)
と《 命名 》しました
ただ、これも地球の歴史を見た中での地質学上の齟齬であったり、地球上における酸素の誕生などと辻褄が合わない点などもある事から、最近では天文学などでも地球の最初の生命の元となる元素等は地球外から飛来した隕石等によって運ばれたとの説が主流ともなっています。
つまり、
私達人間は当然の事ながら・・・
過去も今も(そして、おそらくこれからも)地球上の全生命は・・・
宇宙由来である・・・
という説になります(笑)
つまり、
元に辿り着くよう遡っていくと・・・
《 全てに繋がりと重なり 》が見られ・・・
最終的には一つの何か(源)に必ず行き着く・・・
というものになります。
ちなみに、元素等が隕石などによって運ばれて来たという事は、
その元素等は・・・
それ以前に(地球に到来する前に)《 既に誕生 》し・・・
《 成長(進化) 》を遂げていた・・・
という事にもなります(笑)
なお、このお話は私の妄想でも何でもなく、ちゃんとした科学雑誌等にも掲載されているものですので(笑)