そして「教え教わる」では、教える側と教わる側の双方で《 勝手な思い込みによる制限や限界 》が邪魔(障壁)を生むと言うこともよく起こります。
そこで二刀流の大谷 翔平さんの話題に移りますが、当時は『 二刀流は無理だっ!』であったり『 どちらかに専念させるべきだっ! 』などの見解(批判や非難も含め)が元 プロ野球選手からも含め様々に多々ありました。
これに関する栗山 氏のコメントです。
栗山 氏:
『 僕は一回も二刀流が出来なくなるかもしれないとは思わなかったです。
(大谷さんが在籍していた)5年間、これは間違いないです。
それぐらいやっぱり彼の持ってるポテンシャルというのは、やっぱ大きかったっていうのは事実です。
これ、誰が“どっちかやめろ”って言えるんだろうって、誰も言えないと思いますよ、正直。
2つやるとかそういう事(話)じゃなくて、“どっちかをやめろ”って誰も言えない。 』
そして、このような考えに至った《 根拠 》として次のように述べております。
栗山 氏:
『 (当時の三原 氏の二刀流の起用が)ちょっと自分の安心材料にはなっていたんですね。
やっぱり歴史ってそういうもので、歴史の上に我々は乗っかっていくので、スタートがもうここまで(以前にも二刀流の選手が存在していた所まで)来ている訳ですよね。
みんなは“なんでそんなこと”って言っても、ちょっとだけ“いやいやいや三原さんがやってた”。
みんながやっていない事をやらないと、ものが変わらないんですよ、そのままなんで。
エース(投手)と4番(打者)は2人いっぺんにファイターズ取れないんで、FAで100億円で、50億(円)50億(円)でアメリカ(メジャーリーグ)からエースと4番を連れてくる訳にはいかない。
ところが、その人(大谷さんの二刀流)がそこにいる訳で、それを使わせて貰えれば上手く、チームは優勝するので。
だからそれは絶対に二刀流をやっていいという根拠になるので、そういう考え方ですね。
まぁ、ふと考えると2つ(二刀流)三原さんだったらやるだろうなぁって思いますし(笑)
そういう感じではありますね。 』
ところで、TOPICSでは「温故知新」や「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」などの言葉もよくご紹介しております。
そして、これもお仕事の場面などでは《 前例が無い(からダメ) 》などもよく見聞きしているかもしれません(笑)
ただ、この前例が無い(からダメ)にある《 真の動機 》は、
出来ない(という理由)からダメではなく・・・
やりたくない(失敗や結果が出ない事を恐れやらせたくない)が為の《 言い訳 》に過ぎない・・・
というのは多くの方が《 肌感覚 》として経験された事があるかもしれません。
そしてTOPICSでは《 (自己)矛盾すら活用出来る 》ともお伝えしておりますが、「教え教わる」における矛盾とは、
習うより慣れろ
との言葉が該当して来ます。
そして、
この「慣れろ」が「結果(を必ず出す)」事と混同されてしまっている・・・
というのが、先程の『 やりたくないが為の言い訳 』と同時に《 二の足を踏む(踏ませる) 》要因ともなっております。