「第14巻より」:
先程の伊集院が加藤の元を去り、霧島の元に行った事を朝田と荒瀬で話していました、、、
朝田:
『 その道が正しいかどうかなんて、あとからわかる事だろう。
もしあいつに、はっきりとした目標があるならよ、どんな道を歩いてもいいんじゃねえの?
あいつがどこに向かってるか知らねえが、そこが、俺が目指してる場所と同じなら、もう一度、どこかで会える。
だから、お前にも会えた。 』
ところで、《 山頂に至る道は無数にある 》と言われたりしますが、古来より世間を騒がせている霊感商法などでは怖れを巧みに突いてくると同時に、「救われるにはこの道しかない」などの《 (脅しという)嘘 》が付きものです。
そして、最近では政治(家)と宗教の《 危うい近づき(関係性) 》が明らかになりましたが、《 共依存のなれの果ては同化(一体化) 》になります。
今ここからは特に、一人一人の国民がよくよく注視(注意)していく必要性があります、、、
その為には《 常に選択肢という可能性を考え続ける(増やし続ける) 》事が大切で必要となります、、、
「第16巻より」:
伊集院が担当していた患者の手術を霧島が行っていた所、霧島が手術ミスを犯してしまい、しかもその手術には野口(教授)が立ち会っており、霧島は自身のミスを木原になすりつけます。
しかし、手術後にその患者の容態が急変し大量出血により輸血が必要となりますが、血液が足りなくなってしまいます。
そこで、伊集院が血液を受け取りに外出しますが、血液を入手した伊集院は事故を起こしてしまいます。
そこで、朝田がその患者の手術を行う事になり、加藤と霧島が助手につきました。
そして、その手術の場で霧島は自分のミスを朝田に《 打ち明け 》、それにより当初はミスをなすりつけられた木原も《 守り 》、木原に伊集院の入手した血液を取りに行くようお願いします。
しかし、木原は霧島からのお願いと同時に、野口からもある雑用を頼まれてしまいます。
木原が霧島のお願いを受けるのか、野口の指示に従うのか分からない中、霧島は木原を《 信じる 》と朝田に言い切ります、、、
朝田:
『 木原が血液を運ぶかどうか---俺にはわからねえ。
だが執刀医として、俺にはこの患者の命に責任があり、・・・・・今は判断しなければならない。
この状況下でのベストは---木原を信じている軍司(霧島)を、信じる事だ。 』
加藤:
『 何・・・言ってるの・・・あなたらしくないわよ!
朝田くん。 』
朝田:
『 加藤、あんたは伊集院を信じてるか? 』
加藤:
『 もちろんよ。 』
朝田:
『 あいつは腹黒い上に計算高く、いつも後悔ばかりしている---どこにでもいる普通の男だ。
今だって、迷いながらグチリながら走ってるに違いねえよ。
そんなあいつを、俺たちも信じているだろ。 』
加藤:
『 彼は・・・・・木原助手(せんせい)とは違う・・・・・!
彼は成長したわ!! 』
朝田:
『 思い出せよ。
成長したから信じたんじゃない。
成長する事を、信じたんだ。
俺は、いつまでもここにはいない。
俺が去った後、今度は誰にメスを握らせるつもりなんだ?
平凡で未熟な医者に期待する事を忘れて---誰にバトンを渡していくんだ!?
誰も、永遠に同じ場所にはいられない。
俺も、あんたもだ。 』
ところで、《 教育とはお互いに育(はぐく)み合うもの 》や《 大人が子どもから学ぶ姿勢を忘れてはいけない 》ともお伝えしております。
そして、《 「変化」とは「気づく」事 》であり、《 「気づく」には「思考」する事 》が必要となります。
そして、《 「思考」するには「知る」事 》も同時に必要になります。
これは《 人間関係(相手を知り自分を知る) 》でも同様です、、、