迷いや悩みには丁寧という側面もある ~元裁判官から学ぶ視点~

【 裁判も同じく真の動機 】

木谷 氏の父である木谷 實 氏は、日本囲碁界の父と呼ばれた人です。

故に、家には15人ほどの弟子が常にいて、寝食を共にしていました。

更に、7人兄弟(姉妹)だった事から、兄達は木谷 氏をからかったり、おちょくったりしていました。

 

しかし、木谷 氏も負けてなるものか!と刃向いました(笑)

ただ、忙しくて、事情も何も知らない母は、

 

結果だけを見て兄達の肩を持ち・・・

木谷 氏が怒られる事の方が多かった・・・

 

と話します、、、

 

木谷 氏:
『 こりゃダメだと、後からね、裁判に(おける)やっぱり被告人の言い分をよく聞かなきゃいけないというのは、この辺が影響しているんじゃないかなぁって気がするの。 本当は、どうかは分かりませんよ。 でも後から思うとそうじゃないかなぁと。 やっぱり犯罪には必ず動機があり、背景事情がある、それをちゃんと聞き出さなければ、正しい裁判は出来ないはずだ、と。 』

 

 

ところで、TOPICSでは、

 

最も問われるのは真の動機!!!

 

との視点を幾度も伝えています!

そして、

 

「思い・言葉・行動」の一貫性を保つ事と・・・

深い関係があるのが真の動機!!!

 

です!

 

 

【 良き出逢いが人生を変える 】

木谷 氏は、22歳の時に司法試験に合格しました。

そして、先ほど紹介した幼少期の話(体験)などを含め、

 

弱い立場の人を理解し・・・

公正に判断出来る仕事がしたい・・・

 

との「思い」から裁判官になりました。

 

そして、東京地方裁判所の判事補として、裁判と関わりを持ち始めました。

しかし、

 

実際の裁判では充分な審議もされず・・・

検察側の調書を追認するだけ・・・

 

という現場を目の当たりにしました、、、

 

 

そして、《 自問自答 》を繰り返していた所、裁判官の樋口 勝 氏と出逢いました!

その後は、樋口 氏が裁判長、木谷 氏は補佐する陪席裁判官として、多くの日々を過ごすようになりました。

ただ、樋口 氏は、

 

とても厳しい事で・・・

裁判官仲間では有名!!!

 

でした!

故に、補佐する木谷 氏には、同情の声が多数上がりました!

しかも、判決文を手厳しく修正される事も日常茶飯事で、よく怒られていました(笑)

 

 

ただ、樋口 氏は裁判の場では、

 

被告人が話し辛そう場合には・・・

尋問の場所を変えてあげたり・・・

被告人ではなく、「○○さん」と名前で呼び・・・

相手の目を見ながら・・・

その人の声に徹底的に耳を傾ける!!!

 

という姿勢を貫き通しました!

故に、木谷 氏も色々な事を教わり、学びました、、、

 

木谷 氏:
『 (樋口 氏は)被告人にキチッとものを言わせようという気持ちが強かったですね。 被告人が法廷でモジモジしながら、何もありませんという風な事を言うとね、やっぱり(樋口 氏は)何か機嫌が悪いんですよ。 それで、何か言いたい事があったら言いなさいという事で、凄く色々ね、聴く、と。

  被告人は自分で言いたい事を、必ずしも捜査の段階では聴いて貰ってないんですよ。 言おうとしても、なかなかお前の言う事なんか問題にならないという事で、ポンポン蹴られちゃいますから。 裁判になったら本当の事を言いたいんだと、聞いて貰いたいんだという気持ちで(被告人は)法廷に入りますから。

 

  それを裁判官が本気になって聴いてやると、聴いて上げると、聴かせて貰う、と。 それが意外と難しいんですよ。 もう(何を)言ったって、どうせダメなんだよという事で(被告人は)口を閉ざしちゃう、心を閉ざしちゃう、そういう被告人が一杯います。 その閉ざしちゃった被告人の心を開かせるという事が、意外に難しいんです。

  それこそ、上から見下ろすような視線ではダメなんですね。 対等の人間として聴いて上げると、聴かせて貰うという事が必要なんですね。 それを(樋口 氏との経験から)つくづくと感じました。 』

 

 

ところで、親や学校の先生など、いわゆる《 大人 》という立場の人が世の中や社会にはいます。

そして、時に子どもは、悪気があってか否かはともかく、悪い事や間違いをする事は、よくあります。

ただ、同じ事は大人の職場でも、よく起こります、、、

 

そして、TOPICSでは、

 

教育とは・・・

お互いに育(はぐく)み合うもの!!!

 

との視点を、幾度も伝えています!