冬至という初夢に贈る物語(メタファー) ~パート6~:独りよがりに気づいてみる

医療従事者等の方々におかれましては、自らも感染のリスクがある中での懸命な思いからのお仕事に取り組んでおられた(今も取り組んでおられる)姿には頭の下がる思いです。
その一方で、コロナ患者さんの為の病床の整備等の為に多額の補助金を受け取っておきながらも、その受け入れの患者数を意図的に制限したりしていた病院等も発覚しました。
更に、地域医療計画との元で、現在は病床の削減が進められており、それに協力した病院には交付金が支給されている一方、コロナ以外の治療や手術は未だに延期されたりといったケースも続いております。

 

また、保健所等におきましても、毎日が残業続きで心身も悲鳴を上げている中、ここでも懸命にお仕事に取り組んでおられるケースも多々ある中、一方では人員を増やして欲しいとの要望が出ているにも関わらず、そのような声に聞く耳を持たない自治体も残念ながら存在しております。
その一方で、政府の迷走によりワクチン接種や給付金などでは各自治体に丸投げされ、困惑の状態が続けられて来ており、それは現在も進行中です。

 

更に、飲食店や旅行業界等では充分な補償も出されないままに、休業や時短要請も行われましたが、このような業界におきましても、要請を守っていた所もあれば、当初からだんまりを決め込んで今まで通りの営業を継続していた所もあったり、そして、本当は要請を守りたいとの思いがある中でも、やはり、それなりの補償が出ずに、止むなく(苦肉の思いで)営業を再開した所もあります。

そして、各種支援金なども制度上では整備されたかのように伝えられておりますが、実際には本当に困っており、真面目に要請にも応えた所に行き渡っていない(支給不可)とされたケースも多々報道されており、終いには詐欺まで多発している次第です。

そして、このような支援金などが整備すらされずに見過ごされている(見落とされている)お仕事や業種も多々存在しております。

 

そして、敢えてお仕事の面をクローズアップしましたが、これと似たような性質の事柄や問題というのは、皆さんの「身近な周り」でも必ず散見されているはずです。

そして、今回のコロナ禍というのは世界各国、つまり、地球規模での出来事です。
そして、コロナにより多くの方がお亡くなりになり、現在も後遺症で苦しんでおられる方々も多数いらっしゃいます。

 

そこで、今回はメタファーの活用という趣旨でもありますが、敢えて、不謹慎で不適切な例えを用いてみます、、、

コロナウイルスのコロナの名の由来は、ご存じの通り、ウイルスの形状が「王冠」に似ている事から来ています。
そして、現在の世界を見渡すと、

 

まるで「王様気取り」のような指導者が闊歩している・・・

 

という傾向が年々高まっています。
そして、コロナウイルスの「弱毒化」を期待や願う一方で、核弾頭を筆頭に世界の多くの国が軍備拡大の傾向に突き進んでもいます。
つまり、

 

人間(人類)は「強毒化」している・・・

 

のが残念ながら事実でもあり真実です。
そして、このような状況を生み出している原因の一つが、本年のキーワードの一つとしても取り上げ、そして、このTOPICSでは繰り返し繰り返しお伝えして参りました、

 

「(自己)矛盾」

 

です。
そして、このような「(自己)矛盾」とは、「他人事と自分事」「理想と現実」「主観と客観」などの視点にも当てはめる事は充分に可能です。

そこで、今回の物語(メタファー)に登場しました、殿様・役人・名人・百姓の事を、ここで今一度、思い返してみて下さい、、、

その思い返す視点というのは、