「医は仁術(仁道)」から考える「自己矛盾」 ~プラシーボ(偽薬)効果や未治療死などからも~ 

【 余談:プラシーボ(偽薬)効果 】

ここで余談です!

「医術」の中には「プラシーボ(偽薬)効果」あります。

そして、「プラシーボ(偽薬)効果」はヒプノセラピー(催眠療法)とも密接な「繋がり」と「重なり」があるので、雑学として少し紹介します!

 

ヒプノセラピスト認定講座では、ヒプノ(催眠)の歴史も学びます。

その中に、フランツ・アントン・メスメルがいます。

メスメルは血を流した人(当時、患部の悪い血を出す事で改善させる流血療法が流行)が、再び血を止める事が出来る理由が、

 

人体に流れる磁気エネルギーによる「アニマル・マグネティズム(動物磁気)」

 

という提唱をしました。

 

 

そして、1785年に行われた検証調査では、

 

「暗示」による人間の「想像力」が血を止める効果をもたらした

 

との報告がされました。

そして、同年の医学事典に初めて「プラシーボ」という用語が収録されました(笑)

 

そして、「人体の神秘」と言われるように、「プラシーボ」の効果の真偽は、今もって正確に証明されていないものの、

 

「正解」に導かれる際の、道のりの一つには・・・

「間違い」からの「繋がり」と「重なり」を見出す事(気づく事)で・・・

初めて可能になる・・・

 

というケースもあります!

 

 

では、番組『 NHKスペシャル 』(NHK)の《 巨大地震と“未治療死” ~阪神・淡路から26年 災害医療はいま~ 》から「情報」に焦点を当て、簡潔に紹介します!

 

【 未治療死とは 】

まず最初に、

 

未治療死とは・・・

病院に辿り着く事が出来て・・・

一命を取り留めたにも関わらず・・・

適切な医療を受けられずに亡くなる事・・・

 

という、(自然)災害時の医療状況を指します。

 

そして、1995年に阪神・淡路大震災が起こりました。

この時の犠牲者は6、434人と集計され、その内の家屋の倒壊などによる「直接死」は約85%となっています。

 

そして、後に「直接死」を詳細に検証し、また、被災地の病院に入院した患者6、107人の診療記録を調べた所、

 

その内の527人が病院に辿り着いた後に亡くなっていた

 

という事実が分かりました。

そして、番組では、

 

その内の約1割(約50人強)が救えた可能性があった

 

と紹介されていました。

 

 

なお、これは病院に対する批判や非難という意味では、決してありません!

なぜなら、当時も今も同じく、

 

大規模地震(自然災害)では、現地のライフライン(水道等)も止まり・・・

一度に多くの患者の治療に当たる必要性から・・・

点滴や輸液などの医療物資も不足し・・・

更に、医療従事者も同じ被災者・・・

 

という状況だからです。

 

【 DMAT創設に繋がる 】

阪神・淡路大震災の「経験」と「時間」の教訓から、

 

2005年に「DMAT(災害派遣医療チーム)」が創設

 

されました!

 

 

そして、現在は1万5千人ほどが登録され、AI(人工知能)も導入し( 「D24H」という情報支援システム )、全国から災害現場へ駆け付ける態勢が創り上げられました。

 

そして、2011年の東日本大震災でも、DMATは多大な助けになったものの、DMATでも充分に対応出来なかった面がありました。

それが、

 

災害弱者と言われる人々)への対応

 

でした。

 

なぜなら、元々被災地の病院に入院していた患者は、医療物資の不足などで従来の治療が受けられなくなったからです。

また、他の病院へ転院したケースでも、転院先の病院で同じ治療が受けられなかった(例えば、高度医療への対応不可など)ケースもあったからです。

 

 

更に、避難所では持病を持っている人、また、避難生活の長期化によるストレスで体調を崩す人も数多くいました。

これが、

 

災害関連死

 

と言われるものです。

そして、このような状況にあった人々への医療提供が、(充分には)行き届かなかったのも理由の一つと言われます。