正直という真の動機 ~自分自身に嘘はつけない&時には嘘も方便の活用も~

山岡:
『 ちょっと。

  さっき落としたマグロも一緒に焼いたの? 』

 

すると、

 

料理人:
『 そんなことしませんよ

  あれは、ちゃんと捨てました。 』

 

山岡:
『 だろうな。

  さっきの話を聞いておきながらそんなことしたら、悪い冗談も度を過ぎると言うもんだよ。 』

 

料理人:

『 へっへ。

  そんなことしませんよ、さ、どうぞ。 』

 

とトロを山岡に差し出しました。
しかし、ゆう子はその後のトロが運ばれる様子などを一部始終見ていました、、、
そのゆう子の険しい顔つきを見た山岡は、事の次第を察し、その場で倒れ込んでしまいました(笑)

そして、家に戻った山岡とゆう子は、次のような会話を交わしました、、、

 

ゆう子:
『 いじめの問題を考えたときに感じたけど、日本人は、正義感とか、自尊心を完全に失っているのよ。

  あの調理人たちもそれがあったら、あんなことをしなかったと思うの。 』

 

山岡:
『 まったくだな。

  あんなことは、恥知らずの人間のすることだもの。 』

 

では、今回の「メタファー(物語や比喩)」ここで終了です!

そして、「メタファー(物語や比喩)」という意味での、今回の素材(内容)の活用でしたので、内容が極端に感じられたり、あるいは、現実にそんな事はないだろう!などのご感想やご意見を持たれた方もいらっしゃるかもしれません(笑)

また、中には、苺なんてヘタごと食べているよ!という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんし、ご家庭内であれば床に落ちても洗うなどして食べるという事も勿論ある事でしょう(笑)
故に、「善し悪し」や「是非」という「(過度な)二者択一」で捉えないようにしてみて下さい!

 

そして、いつもであれば、ここ迄の内容につきまして、色々な視点などをお伝えする所ですが、今回は「正直」という側面におきましては、もう充分に伝わっている事かと思いますので、シンプルに一つだけお伝えしてみます!
そして、その後の、最後の締め括りの部分が今回は本当にお伝えしたい点かもしれません(笑)

 

今回の素材では調理人(料理人)という「お仕事」に関する面が出て来ましたが、この内容はお仕事に限らず、「人生のあらゆる面(人間関係も含め)」に当てはまるものでもあります。
そして、特にお仕事という面に関しては、「初心忘るべからず」や「原点に戻る」などの言葉もよく聞かれます。
そして、先ほどの「人生のあらゆる面」という点におきましては、