「枠」を取り払うと・・・変化を起こしやすくなる!? ~インクルーシブ教育やトロッコ問題からも~

この中学校では、廊下にたくさんの机とイスを置いて、授業中でも、誰でも使えるようにしているそうです。
これは、元々は学習のスピードが速く、一人で勉強したい人の為に用意したスペースだそうですが、様々な理由や事情で、教室に入りづらい人や、自分の興味や関心のあるものに取り組む際にも活用されているそうです。
そして、このスペースを活用している、前の学校で不登校だった生徒さんが次のようにコメントしておりました。

 

生徒Cさん:
『 前の学校よりも、もっと気楽に(学校に)来れるので、、、

  (前の学校では)結構、一日過ごすと、すごい疲れちゃったりした、、、

  (今は)自分のペースで(色々な事が)出来るので、そこが、いいなぁって、、、 』

 

とのご感想です。
また、別の取り組みとしては、帰国子女の方などの場合では、英語は既に出来るので、英語の授業中は図書館(や先ほどのスペース)などで、自分の関心のある事の自習(や塾の宿題)をしているそうです。
そして、このような自分に関心のある事として、貧しい国の支援をする活動を行っている帰国子女の生徒さんは、次のように述べておりました。

 

生徒Dさん:
『 日本の学校は、目立っている人はダメという雰囲気を感じるけど、(この中学校では、そのようなものが少ないので)活動がしやすい。 』

 

と。
では、ここ迄においても、賛否両論を含め、様々なご意見やご感想が出て来る事と思われます(笑)

自分が中学生の時に(校則が無いという)体験をしたかった!でも、校則が無かったら、果たしてどうなっていたのだろう?などのご感想もあるかもしれませんし、現に今、子どもさんを学校に通わせている親御さんなどにおいては、校則やルールが無いと不安や心配で堪らない!自分の子どもがルールや規範というものを学べずに大人になったらどうしよう?や、中には、子どもを甘やかし過ぎだ!世の中や社会はもっと厳しいんだぞ!などのご意見もあるかもしれません(笑)

 

そして、ここで今一度、想い出して下さいね!
今回は「考える素材」の提供である趣旨を(笑)
なので、ここ迄のご紹介の内容におきましても、「正解や答え」を求めるようなものでは決してありません(笑)
では、ここで、実際に現場を預かっている先生方の感想を少し紹介してみます!