あなたにも出来るプチ・ヒプノセラピー(催眠療法) ~全ての催眠は自己催眠という本質~

これから先、あなたは、どうなりたいですか? あるいは、 どうしたいですか?

 

という質問です。
これを先ほどの「カレー」に当てはめると、

 

・ お金に糸目をつけず、全てが可能であれば、どのようなカレーを食べたいですか?
・ 今まで食べたカレーの中で、一番記憶に残っているのはどんなカレーですか?

 

という質問になるかもしれません(笑)
ここまでの「様々な角度から複数の質問をする」という事だけで、

 

相手を催眠「状態」に導くサポートが出来ている

 

という結果に繋がっています。
これは、私が行っているセッションと本質は全く同じです(笑)
どうでしょうか?
少しの慣れは必要かもしれませんが、「様々な角度から複数の質問をする」という事は「あなたにも出来る・・・」という所に繋がって来てはいないでしょうか?
ここ迄で、催眠誘導としての「状態」が出来上がりました!

 

次は、暗示としてのあなたから相手へのアドバイスになります!
と言っても、何か特別な事を話す必要性もありませんし、上手に行おうとする必要性もありません(笑)
ここでのアドバイスという暗示は、人の数ほど違いがありますし、正解や間違いという事も勿論ありません。
あるのは・・・

 

あなたの相手への思い
であり、
その思いは、あなたの今迄の人生における経験や学びの全て

 

になります。
チョットしたひと言でも構いませんし、誰かが話していた事でも構いませんし、時には作り話でも構いません
大切なのは、「あなたの思い」です。

 

そして、このようなコミュニケーションにおいても、相手を無理矢理に変化させる必要性はありません。
相手が何を判断し、何を選択し、何を決断するかは、「相手の思い」を尊重してあげて下さい。
そして、このようなコミュニケーションにおいては、あなたも相手から受け取る「恩恵」というものが多々あります。
あなたが様々な質問をするという事は、

 

あなたは相手から人の話をよく聞く

 

という経験を深めさせて貰っていますし、暗示としてのアドバイスをするという事は、

 

あなた自身を振り返る機会を与えて貰っている

 

という事になります。
今回のテーマにより、必要以上にヒプノセラピー(催眠療法)を行っているという感覚を持つ必要性はありませんが、その役立つエッセンスは誰にでも、そして、どのような状況であろうとも活用出来る性質のものですので、興味のある方は少しだけ意識してコミュニケーションを取ってみて下さい。

 

ちなみに、今回のテーマにおいては催眠は「状況」ではなく「状態」とお伝え致しましたが、ヒプノセラピスト認定講座においても、実際にセッションを行う「場所」がなかなか見つけられないというお話もよく聞きます。
このような場合に、意外に?活用出来るのが、

 

カラオケボックス

 

です(笑)
それなりの防音も取られていますし、外部の目というものがほとんど気にならない場所でもあります。
有料ですが飲食も出来ますし、自分で場所を借りて飲み物などを用意する手間も省けます。
そして、これも意外に?思われるかもしれませんが、多少の物音があった方が催眠「状態」には入りやすくなる傾向もあります。
なぜなら、シーンとした静寂における、

 

無音・・・という「音」は意外に気になるもの

 

というケースが多々あるからです。
そして、「飲食」というキーワードも出てきましたので、少しだけコメント致します。

最近流行のノンアルコールビールというのがありますが、この飲料を仕事における会議などの場で飲むのは、是か非か?という話題が先日取り上げられていました。