あなたにも出来るプチ・ヒプノセラピー(催眠療法) ~全ての催眠は自己催眠という本質~

催眠とは「(その人の)状態」である

 

という本質があるからです。
現実として、全くの無意識ながらも、私達の誰もが1日に何度も催眠状態を出たり入ったりしています。
今日の夕食に何を食べようかなぁ~?次の休日には何をしようかなぁ~?などのように想像している時も、催眠「状態」に当てはまりますし、何か好きな事をしていると時間があっという間に過ぎ去ってしまう現象も当てはまります(専門的には時間の歪曲(わいきょく)と呼びます)。

また、何か将来における不安などや、嫌いな人の事を悶々と考えてしまっているような時も、催眠「状態」を活用してしまっている・・・という点も実際の所はあります。
しかし、今、このTOPICSを書いている私自身も催眠「状態」ですが、意識もハッキリしてますし、今、地震があってもすぐに逃げる事も出来ます(笑)
また、中にはゲームセンターやパチンコなどがお好きな方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに、今はやっておりませんが私も東京で暮らしていた折は、パチンコは好きでよく行ってましたので、お気持ちは分かります(笑)

そして、このようなゲームセンターやパチンコ店などでは、入店した途端に騒音でうるさいと感じますが、実際に遊戯を始めると騒音もあまり気にならなくなり、次第に目の前の映像や光景に没頭して熱中していくようになります。
これも催眠「状態」に当てはまります。

 

どうでしょうか?
パチンコ店などでは、少なくとも静かで薄暗いという「状況」は万に一つも当てはまらないと感じませんでしょうか?(笑)
つまり、「あなたにも出来る・・・」という点において、

 

あなたが何かの「状況」を作り出す必要性はない

 

という事になります。
つまり、いつでもどこでも「あなたにも出来る・・・」という事が、あなたにも実現可能という事になります。
では、あなたが行う事は何でしょうか?
それは、

 

相手が催眠「状態」に入っていくのをサポートする

 

という事だけです。
ここで、ヒプノセラピーの簡単な流れをお伝えしますが、暗示療法におけるセッションにおいては、

 

催眠誘導 → 暗示 → 解催眠

 

という流れになります。
そして、私達が日常において行っているコミュニケーションにおいても、無意識ながら、

 

( 催眠誘導 + 暗示 → )暗示療法 = コミュニケーション

 

という図式が成り立っているケースはとても多いです。
勿論、日常におけるコミュニケーションにおいては解催眠を行う必要性は全くありません!
ゲームセンターやパチンコ店から離れられなくなる・・・という事になっていれば別ですが・・・

 

では、このように相手が催眠「状態」に入っていくのをサポートする事が「あなたにも出来る・・・」というポイントの一つになりますが、その方法をお伝え致します。
それは、

 

様々な角度から複数の質問をする

 

という、ただこれだけです(笑)
では、あなたが「カレー好き」と仮定して、どのような様々な角度からの質問があるか見ていきましょう!

 

・ カレーは、暑い季節、あるいは、寒い季節で、どちらがより頻繁に食べますか?
・ 好きなカレーは日本風ですか?あるいは外国風ですか?
・ カレーのルーは、トロッ~としているのが好きですか?あるいは、サラサラしているのが好きですか?あるいは、それ以外?
・ カレーの具材は何種類位入っているのがお好みですか?
・ その中でも、一番好きな具材は何ですか?
・ あなたが好むカレーの中に入っている隠し味は何かありますか?
・ カレーはライス以外にも、うどんやそば、あるいは、ナンなどでも食べる事はありますか?
・ カレーを食べたくなる時に、何か共通している点はありますか?
・ カレーを食べると、どんな気分になりますか?

 

、、、、、
など、質問はかなり膨大に考えられます。
そして、このような質問をされ、それに答えている時には、無意識ながらも、

 

イメージする、という作業を自然と行っている

 

という点が挙げられます。
そして、このイメージするという作業は、催眠の本質の一つである、

 

全ての催眠は自己催眠である

 

という働きを加速させる効果があります。
つまり、様々な質問をし、様々なイメージが伴っていく事で、

 

相手は自然と自分の内側に入って行き、自らで自然と催眠「状態」を創り上げていく

 

という「状態」に繋がっていきます。
そして、この「状態」を少し深める際に活用出来るのが、