「前世」と「今」における潜在意識の価値判断・基準の違い ~移り変わる善悪等を含め~

そこで、今回のテーマを進めるにあたり、まず、あくまで「私自身の視点」でありますので、正しいとか、間違っているとかではありませんし、「私の視点」と「皆さんの視点」は違って当然でもありますし、様々な考えや意見が出て然るべきものです。
なので、皆さん自身が感じた事を、自分なりに尊重して下さい。
それと、潜在意識は怖いものではない!という事と、犯罪行為などを助長や擁護する趣旨でも全くありません
犯罪行為などは行ってはならないものですし、今回のテーマを犯罪行為などの言い訳に活用する事も出来ませんので、その点を重々ご理解の上で読み進めてみて下さい。
その理由は読み進めて頂ければお分かりになってくるかと思います(笑)

 

ではまず、簡単に私達の「意識」をおさらいしてみましょう!
私達の「意識」は現在の所、

 

潜在意識 と 顕在意識

 

の二種類に区分されています。
そして、その比率は、

 

潜在意識が90% と 顕在意識が10%

 

と言われています。
では次に、それぞれの役割や働きをおさらいします。

顕在意識は、私達の日常における分析や判断という役割を司っています。
危ないから赤信号は渡らない、買い物したらお釣りを貰う、万引きをしてはダメですよ、などのような、言わば、「社会常識やルール」というのも含まれています。

潜在意識は、私達の心臓の鼓動や脈拍、呼吸などを司っていますし、様々な経験などの「記憶」を貯蔵しています。
言わば、本能という部分の働きでもあり、イマジネーションなどの源泉にもなっています。

そこで、顕在意識は「社会常識やルール」を司っているとお話しましたが、ここでの意味合いは、

 

「今」という時代や環境における社会常識やルール

 

が大半を占めています。
ある意味、このようなルールを全ての人が無視したら世の中は大混乱に陥ってしまうので当たり前のように聞こえるかもしれません(笑)

そして、潜在意識は「記憶」を貯蔵しているとお話しましたが、

 

この「記憶」には「前世の経験や記憶」も含まれている

 

という所が、まず第一のポイントになります。
そして、今回のテーマの発端となっている「潜在意識から犯罪行為などがなされる事はあるのか?」という点ですが、これに密接に関係してくる最大のポイントが、

 

潜在意識は善悪の判断をしない!

 

という点です。
ここ迄で、結論は見えてきましたでしょうか?(笑)
鍵(キー)となるポイントは、

 

顕在意識における、「今」という時代や環境における社会常識やルール
そして、
潜在意識における、「前世の経験や記憶」と「善悪の判断をしない」

 

という役割や働きとの関係性です。
では、私達が住んでいる日本という国の歴史をケースとして見ていきます。
時は戦国時代です・・・この時代や環境においては、

 

天下を取ることが人生の最大の目的であり、その為に人を殺傷するのは出世の手段に過ぎない・・・

 

という側面が色濃く読み取れます。
職業としての比率から見ても、「武士」とは、今では「サラリーマン」や「公務員」に当てはまる事と思います。
つまり、戦国という言葉が表しているように、この時代や環境においては、

 

人を殺傷するのは、「今」のような犯罪行為としては捉えられていない・・・
というだけではなく、
戦(いくさ)で人を殺傷した数ほど出世への近道となる・・・

 

という時代や環境でした。
親子でさえ殺し合うのが当たり前の時代です。
「今」では到底考えられない事と思います・・・

そして、時は過ぎて第二次世界大戦です。
その当時は、

 

戦争に反対すると非国民と罵(ののし)られる・・・

 

という時代や環境でした。
しかし、時代や環境が戦国時代とは変わっても、当時の戦争においても、

 

人を殺傷した数ほど英雄として扱われていた・・・

 

という点は共通しているようにも思われます。
つまり、戦国時代や戦時中においては、