会社の評判を落とす
という行為をしたと捉えることも多いかと思われます。
事故もなく厳重注意で済めば良いのかもしれませんが、社用車による事故の一義的責任の多くは会社が責任を負う(使用者責任や運行共用者責任など)というのが法律上の一般的な解釈でもあります。
そのような際は、基本的にはよほどの不注意がない限り、会社は社員に直接賠償請求出来るケースは法的にも少ないとされていますが、時にはよほど悪質と判断される場合には懲戒処分に該当してしまうケースもあるかもしれません。
そして、やはり一番注意を要するのが、そのような会社の評判や責任を負って社用車を運転しているにも関わらず、そのような違反の行動を取っているということは、
ケースが乗じて一人(プライベート)の時には何をしているか分からなくなる
ということがあるということです。
万引きなども当初は出来心などで行ってしまうケースも多いですが、窃盗という犯罪であることに変わりはなく、やはり、ここでも、
誰にも見られていなければ構わない
という心情になってしまっていることと思われます。
そして、真実の一面としては、
私達の誰もが完璧な品行方正ではない
ということも当てはまります。
男性女性に限らず、また、大なり小なり様々なケースにおいて、
誰にも見られていなければ大丈夫だろう!?
との思いからしてしまった行動や経験は誰にでもあることかと思います。
赤信号を渡ることや、タバコのポイ捨てなども同じようなものかもしれません。
勿論どちらも本来はしてはならないことですが、仮にプライベートな空間ではしてしまいがちな行動であるとしても、例えば警察官や消防士、あるいは、誰が見ても一目である会社と分かるような、いわゆる制服を着ている際に大っぴらに赤信号を渡ったり、ポイ捨てをする人は少ないかとも思われます。
そして、今回のケースのような車の運転中というのは、自分の意識をある一点に絞っている関係から、車の外からの周囲の目ということに気づきづらいという側面もあります。
S.Light.Mにおいては「自立・自律」というテーマの基に行っておりますが、「自立・自律」というのも自分ではなかなか気づきづらい側面があります。
なぜなら、
良い悪いを含めそれが当然の自分であるという思い込み
があるからです。
これもある意味当たり前のことであり、悪いということでもありませんが、
もし今行おうとしている行動を誰かが見ていたならば・・・?・・・私はどのような行動をするだろう・・・?
という視点を持つことが「自立・自律」の一助ともなってくれます。
そして、このような視点を持つということが、「正の側面」になってくれます。
では、「負の側面」とはどういったものでしょうか?
なお、最初にお断り致しますが、ここでの「負」というのは「悪」ということではありません。
これは「望まない」という意味合いです。
私が行っているカウンセリングにおいても、何かの出来事がキッカケになって、人目が気になる、あるいは、人から良く思われていないのでは?などの相談を受けることもあります。
勿論お話をよくお聞きすると、実際にあらぬ噂を言いふらされたり、あるいは、イジメのような形態と思われるようなケースもかなり多いです。
このような状況において、人目を気にし出したり、自分が悪いのでは?と思ってしまう心情もよく理解出来ます。
そして、もし、このような自分には預かり知らぬ状況に自分が置かれていると感じる時は、まず、次のことを覚えておいて下さい。
それは、そのようなあらぬ噂を言いふらしたり、あるいは、イジメのような言動(無視も含めて)を行っている人は、
その人は、自分自身が不幸だ、との強い思い込みを抱えている
ということです。
自分自身を不幸であると心の内で思っているが故に、そのような自分の傷心を和らげようと、周りの人を貶めようとしたり、あるいは、自分より低い人と思い込もうとしていることにより、自分を高い位置に置き、優越感に浸っていることしか出来ない状況ということです。
そして、