冬至という初夢に贈る物語(メタファー) ~少女ポリアンナより~

【 いいこと探しゲーム 】

ある町に、メアリーという11才の少女がいました。

メアリーは小さい頃にお母さんを亡くし、1月前にはお父さんも亡くしてしまいました。

身寄りがなくなってしまい、メアリーはたった一人だけの親戚のおばさんの家に引き取られることになりました、、、

 

しかし、たった一人だけの親戚といえども、そのおばさんはメアリーをあまり歓迎していませんでした。

おばさんは裕福で家も大きく、綺麗な部屋がいっぱいありましたが、メアリーが暮らすことになったのは狭苦しい屋根裏の部屋でした。

窓にはカーテンもついていません、、、

 

 

その家にはお手伝いさんがいて、そのお手伝いさんはキャロルと言いますが、このお手伝いのキャロルは、このような境遇のメアリーを心から気の毒に思っていました。

ところが、案内された屋根裏部屋の窓辺に駆け寄ってメアリーは、

 

「 見て、キャロル。 なんて素敵な眺めなの!

  壁には絵がなくてちょっとガッカリしたけど、この景色は絵よりも素敵な眺め!

  カーテンがないから額縁に入っているみたいだし!

  それに部屋に鏡がないから、ニキビの自分の顔を見なくて済むものね! 」

 

とキャロルに話すのです。

 

 

こんな屋根裏部屋ではメアリーは泣き出すのではないかと思っていたキャロルはびっくりしてしまいました。

さらに驚いたことに、メアリーは部屋の窓から木に飛び移って、外に飛び出して遊びに行ってしまいました。

それを聞いた親戚のおばさんはとても怒って、メアリーの今夜の夕食を抜きにして、パンと牛乳だけにしてしまいました、、、

 

外出から戻ってきたメアリーはパンと牛乳を食べながら、お手伝いのキャロルに今日の冒険について楽しそうに話すのです。

逆にキャロルはパンと牛乳だけの夕食になってしまったメアリーを哀れんでいたのですが、メアリーは、

 

「 とても嬉しい!

  だって、パンと牛乳は大好きだし、なにより一人ぼっちになった私が、あなたと一緒に夕食を食べられるのだもの! 」

 

と、にっこり笑うのです。

 

 

そこで、キャロルはどうしてそんなに喜べるのかメアリーに訊ねました。

するとメアリーは、

 

「 これはゲームなのよ! 」

 

と答えるのです。

 

このゲームというのは、メアリーが「いいこと探しゲーム」と名付けているもので、家が貧乏だったため、他の人が使わなくなったものを貰う生活をしていたのですが、メアリーは「お人形」が欲しかったにもかかわらず、その時貰えたのは「松葉杖(まつばづえ)」だったことがあったのです、、、

メアリーはその時とてもガッカリしたのですが、メアリーは当時を思ってこう話しました、、、

 

 

「 でもね、お父さんは、松葉杖を貰って良かったね、と言ったの。

  松葉杖を貰っても使う必要がないなんて、とても嬉しいことじゃないか! 」

 

と。

 

キャロルは考えもつかなかった話を聞いて、たいそう納得しました。

そして、メアリーはこう話を続けました、、、

 

「 そうでしょ?

  それから私とお父さんはいつもいいこと探しゲームをしたの!

  お父さんがいなくなって、とても悲しくて、いいことなんて探せないと思った時もあるけど、おかげで今こうしてキャロルと出逢えたことは、とてもいいことが見つかったのよ! 」

 

 

キャロルはメアリーのことが大好きになり、メアリーと一緒にいいこと探しゲームをして、いつの間にかそのゲームは町中の人々が行うようになりました。

その町でも、悲しいことも、辛いことも起こります、、、

しかし、その町の人々が笑顔を失うことはなかったそうです、、、

 

以上で物語は終了です!!!

 

【 忘れかけていた大切なもの 】

冬至の頃合は、忘れかけていた大切なものを思い起こさせてくれる時季です!

 

 

それは、来年に向けたあなたへのメッセージかもしれません、、、

あるいは、あなたが子どもの頃に、誰かが読み聞かせてくれた何かの物語かもしれません、、、

 

また、小さい子どもがいる人は「今あなたが読み聞かせている」物語が、その子の将来の希望や勇気となっていくかもしれません、、、

そして、それら全てのことが「今の素敵なあなた」を彩ってくれていることを胸に感じ、素敵な初夢を楽しんで下さい!

 

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・ 『 時には綺麗事で心の洗濯を 』

・ 『 失う前に・・・気づけるように 』

 

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