悩みが解消した後の人生をどのように送っていきたいのか?
を一緒に考え、そして、それを実現出来るよう同じく一緒に考えていくということです。
勿論「今」抱えている悩みを解消出来るよう色々なアドバイスや手法も同時に行っていきます。
しかし、多少不適切な表現に聞こえるかもしれませんが、これまで辛さや苦痛を伴っていたかもしれない、、、
「今」の悩みを解消するだけではもったいない
という視点を持って取り組んでいきます。
つまり、
「今」という悩みを、より良き「未来」へ向かう通過点・チェックポイントにしてしまう
ということです。
「今」という悩みを解消することを「目標」としてしまうと、それを達成するのに時間が掛かってしまったり、とても努力を要すると思いがちになってしまう傾向もあります。
そして何より、
その時が来ないと実感出来ない(「目標」を達成して初めて実感出来る)
ということになってしまいます。
人は自分の行っていることに手応えや何かしらの実感がないと、歩み続けることが億劫に思えてしまうことも多々あります。
そして、一生懸命変化を起こそうと努力を続けていきますが、結果が元に戻るだけであればもったいないという趣旨です。
そこで、
簡単な「目標」をクリアし、その都度その「目標」を「原点」としていく
ということは実感を伴いやすく、その後も継続していける希望へと繋がっていきます。
そして、これを繰り返していくうちに、「目標」と「原点」の境目が無くなっていき、より「大きな目標かつ原点」が見えやすくなっていきます。
この「大きな目標」とは、先の球児にとっては、「未来」における甲子園かもしれないですしプロ野球選手かもしれません。
人それぞれ違うことと思います。
しかし、
野球を始めた時
という「大きな原点」というのは「過去」の思いが出発点となっています。
この「原点」はその後どのような野球人生を歩もうと変わることはないことでしょう。
どのような野球人生、あるいは、それ以外の人生を歩もうとその人にとっての「導き手」の役目をいつでも果たしてくれています。
そして、このような「大きな原点」とは、
私達はこの人生で何を成し遂げようと思って産まれてきたのか?
という点と繋がっていきます。
このように大局的な視点を持つことで、日々起こる様々な出来事を「クリア出来る目標」に変えていくことが出来ます。
なぜなら、あなたはすでに「大きな目標かつ原点」をしっかりと心の内に持っているからです。
ヒプノセラピー(催眠療法)における「前世療法」においても同じような視点が含まれています。
それは、今回の人生の「大きな目標」に向かって精進していく中で、まだ見ぬその先の人生(未来世・来世)においては、今回の人生が「大きな原点」となるという視点です。
そして、当然のことながら前世という過去の人生を原点として活用し、今の人生に応用し役立てていきます。
「目標」に向かって歩み続けていると、不思議と「新たな目標」が見えてきます。
そして、以前の目標が達成出来ていなくとも、新たな目標に向かって歩み続けていると、以前の目標が原点となり「新たな導き手」になっていくことも多々あります。
どうぞ、安心して歩み続けて下さい。
今回のテーマは時間軸や表裏一体という側面が含まれていて抽象的で分かり辛かったかもしれませんが、人生の全てが理路整然と説明がつくものでもありません。
時には、漠然とした曖昧模糊な中に大切なことが秘められていることもあります。
そして、今回のテーマのような漠然としたものを捉えてみようと試みる時、あなたの中の素晴らしい想像力が手を貸してくれます。
もし今現在何かしらの悩みなどがある場合には、その悩みの解消を「目標」とするのみならず、その先の「より良き未来」を同時に思い描いて、「今」の悩みを通過点として捉えてみて下さい。
ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2017年9月30日の第169回目のTOPICS『 「原点」に戻る際には「(自己)矛盾」さえも活用出来ます! 』、2016年11月20日の第124回目のTOPICS『 目標は大きく、歩みは小さく ~エリクソンの症例から~ 』などもございます。
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。