立体迷路と灯台もと暗し ~足元を見つめる為に自分自身を照らし出す~

第102回:『 立体迷路と灯台もと暗し ~足元を見つめる為に自分自身を照らし出す~ 』
【 参照キーワード:灯台もと暗し、立体迷路、俯瞰、発想の転換 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

本日、北海道において躾と称して置き去りにされた男の子が無事に保護されたとの報道がなされていました。
何はともあれ、無事に保護されたとのことで何よりです。

 

この男の子が発見されたのは自衛隊の施設とのことです。
そして、その施設は、捜索範囲内に存在はしていたものの、その施設自体は捜索対象ではなかった模様です。
そのような施設にもしかしたら居るかも? とは思えなかった捜索する側の気持ちも分かるような気はします、、、、、。

 

公表されるかどうかは分かりませんが、これから色々な事柄が明らかになっていくでしょうし、TVなどでは「子どもならではの発想」で大人側にはなかなか気づけなかったなどの論調も出ているようです。
そこで、今回のテーマ「立体迷路と灯台もと暗し ~足元を見つめる為に自分自身を照らし出す~」を進めていきたいと思います。

 

立体迷路は皆さん小さい頃などに楽しんだことはあるでしょうか?
よく遊園地などに設置されていたり、また、季節の風物詩としてお花畑などを立体迷路として提供している場所もあります。
本や紙の上の迷路とは違い、遊園地などの立体迷路は、スタート地点では考えていても埒があかず、ひとまず進み続けることで道が開けてくるような構造です。

 

そして、所々に小高い展望場所が設置されていることにより、そこから俯瞰して当面のゴール地点を発見し、さらに進み続けて行きます。
ようやくゴールに到着すると、そこには扉が設置されていて、ゴールが判明するという施設が大方であるとも思います。

 

ところで、このような立体迷路の構造は、人生における色々な諸問題や悩みなどにも通じる点もあります。
それでは順番に見ていきましょう。

 

まず、あなたは遊園地内でその立体迷路の遊びに参加するかどうかを考えることでしょう。
他にも色々な遊具が一杯あります。
そのように考えている中で、あなたは今回は立体迷路の遊びに参加することを選択し決断します。

 

そして、立体迷路に一歩足を踏み込むと、そこから先の手掛かりは考えていても存在しません。
まずは、どちらか、あるいは、いずれかの道に踏み出して歩んで行くことになります。
そして、色々歩いて行くうちに引き返したり、同じ道を辿っていることに気づくこともあるでしょう。

 

しかし、それでも進み続けていると、少し展望の開けた場所に到達します。
そこであなたは少し高い地点からゴールを俯瞰し、もう少しだ、あるいは、まだまだ先だ、などの感想と共に、ゴール地点の方向性を定めて再び歩み出して行きます。

 

そして、その後も同じような足跡を残して進んで行きます。
進む → 俯瞰 → ゴール方向を確認 → 進む → 俯瞰 → ゴール方向を確認 → 進む・・・・・と。
この時のあなたの中には、歩み進み続けていることで、確実にゴールに近づきつつあるとの感想も伴っているかもしれません。

 

そして、ようやくゴール地点と思われる場所に到達しました。
実際の遊園地などの施設ではあり得ませんが、ある意味ここからが本題です。

 

あなたにはゴールに到達したとの確かな実感があります。
しかし、前方には今まで通りのただの壁が立ちはだかっています。
そして、右にも左にも同様に壁が立ちはだかっています。
後方は今まで辿ってきた道のりです。

 

あなたはここまで進み続け、そして俯瞰してゴール方向を確認し、それを繰り返し行ってきました。
そして、今いるこの地点がゴールであると確信しています。
しかし、前方・左右には壁があり、後戻りもしたくない八方塞がりのような光景が目の前には開けています。

 

実際の立体迷路ではあり得ない構造であるということを前提の上で、あなたはこのような状況や光景を目の前にして、次にどのような行動を取るでしょうか?

 

もうお分かりかと思いますが、答えの一つは、あなたの足元にあるかもしれませんし、あなたの頭上にあるかもしれません、、、、、
足元のマンホールのような蓋を取り払い、その中を進んで行くことで地上のゴールに繋がっているかもしれません、、、、、
また、頭上のロープやハシゴなどを発見し登って行くことでゴールに繋がっているかもしれません、、、、、

 

全てではありませんが、人が諸問題や悩みの渦中にある時、そして、これ以上何をして良いのかが分からないと思える時
実は、、、、、