第95回:『 急遽:今、見つめ・気付けることを・・・ ~自然の畏怖を忘れない~ 』
【 その他参照ワード:自然災害、地震、噴火、原発 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
深夜に発生した熊本の地震により、一昨日(14日)の地震後とは一変した状況になっています。
また、地震は近隣の大分などへも拡大し、阿蘇山も僅かとはいえ噴火しています。
なお、今回伝える内容は不謹慎と思う人も少なからずいるでしょう。
私の「心の一部」にも同じ思いはあります、、、
故に、そのように思う人は、ここから先は読まない方が良いかもしれません。
あるいは、少し「時を経た後に」読んでも構いません、、、
【 地震も火山の噴火も予知できない現実 】
14日の地震は「前震」で、本日16日の地震が「本震(だろう)」と気象庁が発表しました。
本日のニュースに出演していた学者のほとんどが、「14日の地震が「前震」とは考えもよらなかった」と「現在は」コメントしています。
また、15日のニュースに出演していた多くの学者は、「14日の地震がさらに拡大していく怖れはかなり低い、そして、阿蘇山の噴火には繋がらない(と思う)」とのコメントが「多数」でした。
私は学者や気象庁の発表や分析を非難している訳ではありません。
地震や火山噴火の予知は、現時点では「ほとんど不可能」ということです。
そして、それぞれの地震の関連性や、火山噴火との連動性も「実際の所は分からない」ということです。
【 想定外を想定する大切さと必要性 】
16日の「本震」で山が崩壊し、土砂が流れて道路や橋が陥落し、線路も流され「移動手段が分断」されています。
また、踏切内で電車が脱線し、そこでも「移動手段が寸断」されています。
勿論、家屋の倒壊などで「通常の交通や移動手段がほぼ不可能」なことも明らかです。
多くの場所で移動も出来ず、孤立状態も続いています。
一方で、自衛隊、警察・消防や行政などの多くの救援活動も行われています。
救援のみならず、お水や食事の配給なども行われています。
このような活動は現地ではとても心強いでしょうし、仕事を超えた尊さを感じる人もいるでしょう。
そして、ここから先が伝えたい内容ですが、今回の地震を活用して現政権を批判したり、政治的な話題を取り上げる趣旨ではありません。
ここから先は、皆さんが考える素材として下さい、、、
【 過去から学ぶ大切さと必要性 】
今回の地震の近辺には、先日再稼働した原子力発電所の施設があります。
多くの学者も今回の地震が「大分にまで拡大発生するとは考えもしなかった」とコメントしています。
この間、次の大規模な地震の発生まで、たった1日の期間しかありませんでした。
阿蘇山の噴火に至っては、今もって「関連性はない」との意見が多いです。
そして、近辺の原子力発電所は異常はないとのことで、「今」現在も止めることなく稼働させています。
このように、道路の分断や地域の孤立化が続いている状態で、原子力発電所に事故が起こった際は避難する術がない、、、のは、考えるまでもなく分かることです。
そして、これが日本の「今」の現状です。
東日本大震災の時も同様でした、、、
【 喉元過ぎれば熱さを忘れる愚かさ 】
そして、この先に少し状況が落ち着いた頃には、「これほどの地震が起こっても原子力発電所の施設は問題なかったので安全だ」という論調が必ず出てきます。
そして、自衛隊も「自らも被災する可能性」がある中で、必死の救援活動が行われているのも「今」の現状です。
このような自衛隊の活動に対して非難をする人は、ほぼほぼいないでしょう。
そして、同じように状況が落ち着いた頃には、「このように素晴らしい活動を行える自衛隊が他国で(救助以外の)活動を行っても自制心を持って対応出来る」という論調も必ず出てきます。
しかし、他国での活動では、自衛隊自身が「自らの命を守る行動を取らざるを得ない」のが事実です。
「リーマンショック級の不景気」や、「東日本大震災級の災害」が起こらなければ消費増税は延期しないと言われています。
世界経済の縮小で延期されるかも!?との思いは、最近の情勢では少なからず考えられたかもしれません。
しかし、来年4月までの間に東日本大震災級の災害が起こり延期されるかも???と思っていた人は、ほぼほぼいないでしょう、、、
率直に言えば、今取り上げた内容は原発再稼働、安全保障、消費税、どれもが国論を二分している問題です、、、