便利と怠惰・・・そして、本当の優しさ ~自らで出来る自由を奪われない為に~

例えば、農作業などでは機械化を導入することで、作業時の肉体的負担が軽減されたり、以前よりも高齢でも農作業に従事出来る、あるいは、効率化が実現されることにより、余裕が出来た時間で二次的な加工食品を作れるようになるかもしれません。

 

また、エスカレータ内を歩くのは危険なので、本来は歩行は禁止されていますが、急いでいる人のためにとのことで、片方の通路が空けられているのも実情です。
東京では右側を空けるが、大阪では左側を空けるなど、地域によっての違いに戸惑った経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。

 

ここまで、小説の内容、車の自動制御ブレーキ、農作業における機械化、そして、エスカレータと幾つか例えを挙げてきました。
「便利」と「怠惰」は紙一重であるかもしれません。
また、「便利」な方向に活用するか、あるいは「怠惰」な方向に活用するかも人それぞれだと思います。
「便利」と「怠惰」の両方が含まれているケースもあることでしょう。

 

このような事象は様々な場面に反映されています。
一見すると「便利」になるということは良いことのように思われるかもしれません。
要は活用法の違いにもなりますが、

 

何が相手や対象にとって、本当の優しさなのか?

 

を、今一度考えてみて下さい、、、、、

 

昨晩、熊本で大きな地震が発生しました。
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

 

奇しくも今回のTOPICSは地震発生前にほぼ書き終えていました。
被災地では当面の必要な物資は近隣などからの支援で足りつつあるとのことです。
現状では、まだこれから何が不足していくかが分からない状況でもあります。

 

何か支援をと考えていらっしゃる方も多数いらっしゃることでしょう。
被災直後は支援物資で溢れ返ってしまうのは、今までの経験からもお分かりかと思います。
しかし、少し落ち着いた後の、日常生活へと戻る頃合いには、ほとんど気にされなくなっていくこともまた実情です。

 

是非、何か支援をと考えていらっしゃる方は、今少し状況を把握し、被災地、そして、被災者の方々が日常へ戻れる際の、「本当の優しさ」をご自身なりに考えて行動してみては如何でしょうか、、、、、

 

ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2022年10月15日の第429回目のTOPICS『 嘘も方便から学ぶ真の動機 ~美味しんぼメタファー~ 』、2019年11月9日の第279回目のTOPICS『 魂の視点から考える「安楽死と尊厳死」 ~「自殺」との関係性も含め~ 』などもございます。

 

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