天使の証明 ~「有る」という概念&「無い」という概念の関係性から~

第81回:『 天使の証明 ~「有る」という概念&「無い」という概念の関係性から~ 』
【 参照キーワード:天使の証明、悪魔の証明、有るという概念、無いという概念 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今回は「天使の証明 ~「有る」という概念&「無い」という概念の関係性から~」というテーマを設定しておりますが、天使が実在するか否かという話題ではありません
ある一つの概念についてのお話であり、好意的に表現すれば論理的に考えることであり、平たく表現すれば理屈っぽい見方と言えるかもしれませんが、イメージだけでも捉えて頂ければ、新たな見方に繋がっていくかもしれません。

 

なお、天使が実在するか否かというテーマは、よく悪魔が実在するか否かという「悪魔の証明」というテーマで多くが論じられたりしていますが、どちらでも同じ見方に繋がりますので、今回は少しでもポジティブなイメージを伴う天使の方を取り扱っていきます。

 

天使が実在するか否かを証明する手段としては、まずは以下の2通りの手段が考えられます。

 

天使が実在することを証明する
あるいは
天使が実在しないことを証明する

 

では、どちらの方がより効率的で有効でしょうか?

 

天使が実在することを証明する手段としては、天使が実在する痕跡を発見する、目撃した人の証言を集める、ビデオに撮影する、古代の書物などから情報を整理する、など様々な手段が考えられます。

 

一方、天使が実在しないことを証明する手段にはどのような方法があるでしょうか?
科学的検証で発見出来ていないのだから実在しない、脳が産み出した妄想である、など様々な反証も成り立つかもしれません。

 

しかし、実在しないことの証明としては、現時点では成立し得ません
科学的検証で発見出来ないものが全て実在しないというのは、むしろ科学的な発想を持つ研究者などが違和感を持ちます。
なぜなら、目に見える見えないに関わらず、そのような現象を解明しようと歩み続けることが科学の命題だからです。
また、現時点では脳の機能の全てが解明されている訳ではありません
むしろ、解明された?と思われている脳の機能についても、ごく僅かの部分でしかありません。

 

勿論、将来的に脳の機能の全てが解明される日が来るかもしれません。
しかし、仮にビデオに撮影された天使の画像などを分析しても意図的に作成されたものではないという点があれば、脳の機能とは別問題になります。
このような場合は、さらに科学的に映像の分析、光学上の影響、大気中のガスなどの影響などを調査していくことになるでしょう。
そして、実在しないことを証明するためには、このような調査を続行し続ける必要性が生じてきます、、、、、

 

言い換えれば、天使が実在しないことを証明するには、

 

全ての可能性を、あらゆる面を含めて調査し続けなければならない、、、、、

 

ということになります。
そして、実在しないということを、あらゆる面を含めて調査するというのは、

 

実は、ほぼ不可能である

 

ということです。
実在することを証明するのは、痕跡などを発見し、そして、それをさらに検証していくことで可能性としては広がっていきます。
ノーベル賞などでも、過去の一つの発見が、現代の新しい発見と地下深い所の水脈のように繋がっているのはご理解出来るかと思います。

 

しかし、実在しない、あるいは、ある現象が無いということを証明するのは、あるゆる可能性を潰していくというように永遠に続けざるを得ないという性質があります。

 

そして、このお話には裏のテーマが隠されています。
それは、