プロフェッショナル ~ルーティーンの活用でストレスや不安を緩和し自分と向き合う~

第72回:『 プロフェッショナル ~ルーティーンの活用でストレスや不安を緩和し自分と向き合う~ 』
【 参照キーワード:プロフェッショナル、スペシャリスト、ルーティーン、プロ野球、代走、ストレス、不安、潜在意識 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今回は「プロフェッショナル ~ルーティーンの活用でストレスや不安を緩和し自分と向き合う~」というテーマで進めて行きたいと思います。

 

先日、TV番組で、プロ野球の鈴木 尚広(ジャイアンツ所属)選手の特集が放映されていました。
鈴木 選手は、いわゆる「代走」のプロフェッショナルです。
代走とは、主に試合の終盤において、1点差で負けている、あるいは、あと1点取れば勝てるなどの場面で、塁に出た選手に替わって走塁を行う役割です。

 

「足のみ」で次の得点を産み出す。
文字通り、次の1点への「足掛かり」となるべく、とても大切な役割になります。

 

ところで、鈴木 選手もプロの世界に入ってすぐに代走の役割を自ら進んで始めた訳ではありません。
プロの世界ですから活躍に応じて年俸も変わってきます。
そして何より、長い間野球をやっているので、当然レギュラーとして毎試合出場することが最低限の目標であったと思います。

 

しかし、鈴木 選手にはなかなかレギュラーとして定着する機会が訪れませんでした。
自分の足を活かすために、少しでも1塁に近いように、右でも左でも打てる、スイッチヒッターにも取り組みました。

 

しかし、それでもなかなか試合に出場する機会が訪れません。
そこで、鈴木 選手は自分を見つめ、そして本当に「足」を活かせるよう代走のための体作りなどに取り組み始めました。
そして、そのためには何よりもまず、そのための準備を怠らないように、他の選手よりも早く球場入りし、ストレッチやトレーニングを行っているそうです。

 

代走が主な役割とは言え、試合展開によってはその後の守備にもつきますし、打席も回ってきます。
当然のことながら、代走の準備に加え、守備・打撃の練習も行う必要があります。

 

そして、毎試合、試合前に、そして試合中にも、いつ声が掛かっても良いように入念な準備をしていますが、いつ試合に出るか分からない、また、試合に出場出来ない場合も多々あります。
このように、出場が保証されていないにも関わらず、毎試合、同じように入念な準備を怠らないというのは、とても大変な面もあると思います。
その心情を鈴木 選手は以下のようにお話していました。

 

『 いつ(試合に)出るか分からない。

  (試合に)出ない事もたくさんあれば、(試合に)出る事もあるし、それは自分では決められない。

  そういった所で、自分は勝負をさせて貰っている。

  自分にちゃんと向き合っていかないと自分で崩れていく

  小さい傷口から入ってくるのを常に拭い去る

  止めて入らないようにする

  、、、、、そういう毎日、、、、、。 』

 

鈴木 選手がお話していることは、「ストレス」の側面もあるでしょうし、自分が必要とされているのかという「不安」などもあることと思います。
そして、これはプロの世界という特殊な環境だけではありません

 

私達も日常生活を送っていれば、仕事上のこと、家庭内のこと、人間関係のことなど、色々な「ストレス」や「不安」と常に向き合っていることと思います。

そうです、多くの場合は、

 

「ストレス」や「不安」と向き合っている

 

ことが日常になっているかもしれません。
しかし、ここで鈴木 選手の言葉をもう一度思い返してみて下さい。