プロフェッショナル ~ルーティーンの活用でストレスや不安を緩和し自分と向き合う~

「 「自分」にちゃんと向き合っていかないと、自分で崩れていく。 」

 

鈴木 選手は野球という世界、そして、その中の代走という「プロフェッショナル」です。
一般的には、ホームラン王、首位打者、あるいは三冠王などのように華々しい脚光を集めるのはなかなか難しい環境であるかもしれません。
しかし、プロ野球選手同士の中でも、そしてプロ野球ファンの中でも、鈴木 選手のようなプロフェッショナルは一目置かれています。

 

私達も「今、ここにいる」ということは、実は「生きることのプロフェッショナル」だからです。
変化の激しい環境(この世)に存在しているということは、それだけの資質があるから「今、ここにいる」ということです。

 

「人生」はよく「山登り」に例えられることもあります。
遠回りの道もあれば、近道もあります。
なだらかな道を進む人もいれば、ロッククライミングのように、崖を登っていく人もいるでしょう。
途中まで車で進む人もいれば、ヘリコプターで頂上に向かう人もいるかもしれません。
そして、一人で登る人もいれば、仲間と一緒に登る人もいるでしょうし、途中で仲間になって一緒に登る場合もあることでしょう。

 

どの道を進んでも、「頂上」を目指していることに変わりはありません。
どのように登るかは、その人の「個性」と言っていいかもしれません。

 

そして、登る方法・手段を他の人と比較しても何も始まりません
ヘリコプターで登る人は楽そう見えるかもしれませんが、莫大なお金が掛かることでしょう。
また、ロッククライミングで一直線に進んでいるように見えても、落ちるという危険も考えてそれに対しての備えが必要です。

 

おそらく、鈴木 選手もレギュラーの他の選手を見て羨んだ気持ちもあることと思います。
しかし、「自分」と向き合い、自分を活かせる「個性」を自分で見つけ、そして代走の「プロフェッショナル」として今では活躍しています。

 

人生は無限のフィールドです。
あることが上手くいかなくても、別のこと・方法が、つまり自分を「活かせる道」が無限に広がっています。

 

そして、鈴木 選手のひとまずの目標は100%盗塁を成功させることかもしれません。
しかし、おそらくそこで終わらないことでしょう。
100%成功出来るようになれば、いかに自分の納得いく走塁が出来たか、などのように自分の中での「美しい」走塁を目指していくように思われます。

 

ところで、人生においては「試練」という言葉もよく使われます。
自分に乗り越えられない試練は来ない、試練を乗り越えた先に道がある、などのように使われることもあります。

 

試練という言葉から、多くの人が困難・大変・辛いということなどを連想することと思います。
そして、試練のまっただ中にいると感じる人には、その先に道があると言われてもピンと来ないケースも多々あるでしょう。
試練を乗り越えても、それはただ「マイナス」から「ゼロ」の状態にやっと戻っただけだと感じることもあるかもしれません。

 

先ほど私は勝手な個人的な感想として、鈴木 選手が100%盗塁に成功したならば、次に「美しい」走塁を目指すことでしょう、とお話しましたが、もし試練と感じる出来事があるならば、