「忌」という字から ~鬼子母神そしてマザー・テレサに見る人の心~

『 最後に振り返るとあなたにも分かるはず。

  結局は、全てあなたと内なる神の間のことなのです。

  あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。 』

 

鬼子母神は仏教の世界です。

マザー・テレサはキリスト教です。

私は仏教徒でもキリスト教徒でもないですし、基本的に無宗教です。

鬼子母神でもマザー・テレサでも、国も違えば文化も違い、更に時代も大きく違い、そして宗教観も違います。

しかし、上記二つの話(物語と言葉)の本質は「人の心」について諭していると私個人的には感じています。

 

 

繰り返しになりますが、「忌」という字は「己の心」です、、、、、

 

【 お葬式と塩の意味 】

ここは余談ですが、「忌」というと「お葬式」を思い浮かべる人も多いでしょう。

お葬式を終え、家に入る前に「塩」を振りかける人も多いでしょう。

「塩」は浄化や魔除けなどとしても、日本では古来からよく活用されています。

 

しかし、愛する人とのお別れの会というのは「穢らわしい」では本来ありません

浄化される対象は、残された人々の側です

そのような意味から、「お葬式」という場の多くの人々の悲しみに溢れた感情などが、過度に日常生活に影響を及ぼすことのないよう、ある種の「心の切り替え」という意味から塩を振り、その邪念(人々の悲しみなどの思念)を祓うという風習なのかもしれません。

 

なお、どうしても気になる場合は本来の「浄化」という意味では、化学的に精製された「塩」は、ほとんど効果がないと言われます。

そのような場合は、きちんとした製法で作られたミネラルを含んでいる「塩」を活用する方が良いです。

 

ちなみに、「患」という字も「患者さん」「患部」などのように使われますが、これも「心(こころ)」に「串(くし)」が刺さるという成り立ちです。

今回は私の個人的見解も多分に入っていますが、皆さんも自分の好きな「字」から、その成り立ちを自分なりに解釈してみると、新たな発見があるかもしれません!

 

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