遺産からの気づき ~身近な幸せと同じく気づけるか気づけないか~

第45回:『 遺産からの気づき ~身近な幸せと同じく気づけるか気づけないか~ 』
【 参照キーワード:世界遺産、メデイア、観光施設、行動様式 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今回は「遺産からの気づき」というテーマで進めて行きたいと思います。

 

遺産と言えば、富士山が世界遺産に登録されたり、あるいは最近では明治日本の産業革命遺産として複数の施設が登録されたりしています。
遺産に登録されることにより観光客が集まり消費が刺激されるといったプラスの面もあるのでしょうし、または多くの観光客が集まることにより遺産の損壊やマナー不足によるトラブルなどマイナスの面もあることと思います。

 

遺産に登録されたことにより、「見てみたい!」という気持ちはよく理解出来ます。
また、遺産に登録されたことにより多くの観光客が押し寄せるのは日本のみならず、世界各国の共通の行動様式であるようにも見受けられます。

 

そこで今回の「遺産からの気づき」というテーマですが、

 

「遺産は登録される前から、そこに存在している」

 

ということです。
私も含めてですが、遺産に登録されるとメディアで取り上げられたりして脚光を浴びますが、それまでは遺産が存在していたことすら知らない・気づかないことも多々あります。

 

しかし、メディアに取り上げられようが、遺産に登録されようが、その遺産自体は確立された時から現在まで存在しています
遺産に登録されたことにより、遺産自体に何か変化が起きる訳ではありません
観光施設として整備されることなどはあるかもしれませんが、遺産はこれからもそこに存在し続けています

 

私はこのような傾向は、

 

「身近な幸せと同じ」

 

というように感じます。
つまり、遺産は常に存在し続けていますが、登録されることにより「気づかれ」て脚光を浴びています。

 

登録される前の遺産と同様に、私達の身の周りにも常に「幸せ」は存在しているのですが、それに「気づいて」いないことにより不平や不満を感じているのかもしれません。

 

誰かから「あなたは幸せね」と言われて初めて、「自分は幸せなんだ」と思えることと似ているようにも感じます。
勿論、誰かから「気づかせて」貰えたというのも素敵な経験になると思います。