おそらく多くの人が「花子さん」と答えると思います。
ここで一つ考えて欲しいのは、同じ「出来事」でありながら「ストレスを感じる人」と「ストレスを感じない人」がいるということです。
太郎さんの場合は「ストレス」を感じないどころか、お金を払ってでも自分の歌を聴いて貰える「チャンス」と捉えているかもしれません(笑)
つまり、「ある出来事」を「ストレス」に感じるかどうかは、その出来事に「どう反応するか?」、あるいは「どのような意味付けをするのか?」ということで違ってくるのではないでしょうか、、、
私達は無意識で「ストレス = 悪いもの」と思い込み過ぎていないでしょうか???
あるいは逆に、「ストレスは病気じゃないから心配ない」と安易に捉え過ぎていないでしょうか???
【 選択肢を増やし意味付けを変えてみる 】
私達の日常生活は「ある出来事」に対する「選択」と「決断」の連続で進んでいるとも言えます。
どのような感情を「選択」し、そして、その選択を「決断」するという一連の行為とも言えます。
「ストレス」の悪循環に陥っている時は、おそらく「選択肢が少ない」あるいは「選択肢がない」という状況になっているのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法)の前世療法でも、年齢退行療法(インナーチャイルド)でも、「過去の出来事」を「変える」ことは出来ません。
また、「無かった」ことにすることも出来ません。
しかし、「起こった出来事」に対して「新しい意味付けをする」ことは可能です!
「新しい意味付けをする」ことで「起こった出来事」の意味や捉え方も変わっていきます。
「過去」の意味付けを変えることで、「現在」の出来事の意味付けも変わっていきます。
そして、「現在」の意味付けが変わることで、「未来」の出来事の意味付けも変わっていきます。
このような「意味付け」は、ある種の「習慣」や「癖」とも言えます。
すぐに変化を起こせる人もいれば、変化を起こすのは大変だと感じる人もいるでしょう。
もし、今まで「ストレス」に感じていた「出来事」に遭遇したら、一呼吸落ち着けて、自分の中の感情の「選択肢」を増やしてみて下さい(ただし、自分にとっての「ネガティブな選択肢」は増やさないようにして下さい)。
「選択肢」を一つだけ増やすことでも大丈夫です!
また、複数の「ネガティブな選択肢」がある場合は、どれか一つを手放すだけでも大丈夫です!
そして、「選択肢」を増やしたけれども、あるいは「ネガティブな選択肢」を一つ手放したけれども、やはり、今までと同じ「決断」をしてしまったとしても構いません。
その場合には、どうか自分を責めないで下さい。
「習慣」や「癖」は、これまで私達が無意識で繰り返してきた行為に過ぎません。
「習慣」や「癖」は、それに取って代わる「思考や行為」を選択し決断することで変わっていきます。
そして、何度失敗しても、それを「試みよう」と思うだけでも変わっていきます。
潜在意識・無意識は、繰り返し「思い」そして「行為」をすることで着実に変わっていきますので、もし何かの悪循環に陥っていると思う時には、どうぞ試してみて下さい。
そして、これは悪循環のみならず、プラスの「思考や行為」にも活用出来ます!
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