第9回:『 「ストレス」って何だろう? 』
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。
今回は「ストレス」って何だろう?というテーマで考えてみたいと思います。
なお、今回のテーマについては、「ストレス」を別な見方で捉えてみることを目的としており、あくまで私見であることと、医学的観点における定義とは違うこと、そして、医学的観点を否定するものではないことを、ご了承下さい。
「ストレス」という言葉を聞いたことがない人は、ほとんどいないと思います。
また、少し体調が不調な時に、「ストレスなんじゃないの?」と周囲の人から言われることは、今や挨拶のように使われているようにも思います。
「ストレス」には形があるのでしょうか? あるいは、形はないのでしょうか?
「ストレス」に形があるとしたら、それは四角形でしょうか? あるいは、丸形でしょうか?
その形は柔らかいのでしょうか? あるいは、固いのでしょうか?
「ストレス」には色があるのでしょうか? あるとしたら、何色でしょうか?
「ストレス」には香りがあるのでしょうか? あるとしたら、どんな香りでしょうか?
「ストレス」は私達の外側からやって来るのでしょうか?
あるいは、私達の内側からやって来るのでしょうか?
皆様は「ストレス」をどのように捉えているのでしょう?
百人いれば百通りの捉え方があるかと思います。
ここで、私は「ストレス」は「反応」であると捉えてみたいと思います。
具体的に言えば、「ある出来事」に対し、「どう反応するか?」の「反応」と捉えてみたいと思います。
ある会社に太郎さんと花子さんがいます。
この二人に、忘年会での余興としてカラオケを歌うよう提案がなされました。
太郎さんはよくカラオケを歌いますし、とても歌が上手で、プロの歌手になりたいと夢見ていた頃もありました。
一方、花子さんはカラオケをしたことがなく、人前で話すのもどちらかと言えば苦手で、声も小さくなりがちです。
実は、花子さんは小学生の頃に、授業参観で上手く発表出来なかった体験がありました。
「人前でカラオケをする」という「出来事」は、太郎さんも花子さんも一緒です。
この「出来事」には、まだ、何の「意味付け」もありません。
今のところ、「出来事」は「中立」です。
では、太郎さんと花子さんとを較べて、「人前でカラオケをする」という「出来事」に対して、どちらが「ストレス」を感じるでしょうか?