第8回:『 お盆明け 』
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。
今日はお盆明けの日ですね。前回のTOPICSはお盆入りということで、旅立たれた方々がこちらに戻ってくる日でしたが、今日は本来の場所に戻る日とされています。
そこで、前回は旅立たれた方々との「悲しさ」や「寂しさ」をキーワードとしてお話しましたが、今回はヒプノセラピー(催眠療法)における「前世療法」の観点から、旅立たれた方々との関係についてのお話をしようと思います。
ヒプノセラピーにおける前世療法の目的は、現在の人間関係の悩みや症状等の根本原因を前世において探し出し、今世をより良く生きることを目的としたセラピーです。
(注:前世療法は前世の存在を立証しようとする試みではありません)
なお、「前世」という用語を使用していますが、必ずしも「直近の前世」を意味しているのではなく、「複数前の前世」を指す場合もあります。「過去世」と表現した方がしっくりくる場合もあるかもしれません。
このような前世療法を受けた方々の多くは、今世のご家族や親類などと、前世でも一緒であったケースを思い出すことが少なくありません。
また、現在頭痛の種となっている人との前世における関係を見い出すこともあります。
そして、何度か前世療法を受けると、今世と前世では親子関係が逆転している場合や、男女の役割を入れ替えて人生を送っている場合も多々あります。
昔から「袖振り合うも他生の縁」という言葉もあります。
今回私がお伝えしたいことは、前世療法でのこのような体験から導かれる一つの見方として、「私達は愛する人々と、必ず再会出来る」という観点です。
深い絆で結ばれている人と、前世でも一緒であり、今世でも一緒であった。
そして、もしかしたら「来世」でも一緒かもしれません。
もし、前世療法におけるこのような体験の中に、一粒の真理が含まれているとしたら、先に旅立たれた方々も、無になったのではなく、まさに今、この時に、私達と同じように存在していることになります。
もし今、何かしらの苦悩などの渦中にいる方がいらっしゃったら、感じてみて下さい。
「前世」から「今世」、そして「今世」から「来世」という永遠に続く時間の流れにおいては、「今」という時は、瞬きをすれば通り過ぎてしまうような、ほんの一瞬の時間です。
このような「今」という貴重な時の中で、ご自身で出来る範囲で大丈夫ですので、「今」を生きるために「何か出来そうなこと」「やってみたいこと」などに思い馳せてみては如何でしょうか。
その思いはきっと「一歩前に進む」ための活力となることでしょう。
そして、いつの日か、先に旅立たれた愛する人々と、胸を張って笑顔で再会出来るように、今世の人生を生き抜くことを、年に一度のお盆明けの日にでも思い出してみて下さい。