第7回:『 お盆 』
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。
お盆の時期になりましたね。帰省する方、旅行に行く方、お仕事の方、また、初盆を迎える方もいらっしゃるかと思います。
お盆は先に旅立たれた方々が戻ってくる時期とも言われています。
皆さんの中にもお盆を迎えるにあたって、悲しさや寂しさから抜け切れていない方もいらっしゃるかと思います。
私はカウンセリングも行いますが、カウンセラーではありませんので、心情を細かに分析することなどは行いませんが、「悲しさ」と「寂しさ」について、私見と自分の経験を交えてお伝えしようと思います。
まず、「寂しさ」には「懐かしさ」の面も含まれていると思います。
例えば「この店でよく一緒に食事をしたなぁ」とか、「この食べ物好きだったなぁ」など、私達が日常生活を送る上で折りに触れて旅立たれた方々のことを想うことはよくあるかと思います。
そのような観点から考えると「寂しさ」は克服するものではなく、「寂しさ」を感じた「今」を慈しむことでもあるように思います。
「寂しさ」の中には、「懐かしさ」の面もあることに気づき、明日への更なる活力にして頂くことも出来るかと思われます。
では、「悲しさ」はどうでしょうか?
私見としては、「悲しさ」は一定期間悲しんだら手放す方が良い感情だと考えます。
喜怒哀楽の感情は自然なものであり、善悪の判断を下すべきものでもありません。
色々な感情を経験することにより、自分のことに気づき、他者のことにも気づくきっかけにもなります。
しかし、度を超した「悲しさ」は、自分でも気づかないうちに「怒り」に転化されていることがよくあります。
その怒りは、「他者への怒り」「周囲・環境への怒り」そして「自分への怒り」に向けられることがあります。
同じような感情としては「罪悪感」や「自己憐憫」も同様です。
このような「怒り」は最終的に自分に向けられることにより、自分を傷つけてしまいます。
先に旅立たれた方々は、あなたが自分自身を傷つける感情を持ち続けていることに対して、どう思うでしょうか?また何とアドバイスをするでしょうか?
自分を取り戻すために、悲しむことも大切な期間はあるとは思います。
しかし、一定期間、最大限に悲しんだら、どうぞ「悲しさ」を手放してみて下さい。
手放すことによって、新しい何かを手に入れることが出来るかもしれません。