ニアミスという疑似体験を通して学び切る:前編 ~手遅れ目前の気候変動から~

【 影響を受ける経済 】

現在のパナマ運河では、飲料水も兼ねた近くの湖水が、

 

干ばつによる深刻な水不足で・・・

通航制限が課されている・・・

 

というのが実態です。

なぜなら、パナマ運河は、

 

大西洋からガトゥン湖へ向かう丘を登る構造であるが故に・・・

水門と水門の間に水を注入する事で船を上昇させ・・・

逆にガトゥン湖へ到達した後は・・・

水門から水を排出して船を下降させる・・・

 

という仕組みで、運河を通航させるからです。

 

 

そして、1隻の船を通航させるのに必要な水量は、

 

約2億リットル(オリンピック競泳プール約80杯分

 

です。

そして、日本は世界第3位のパナマ運河の利用国であり、生活必需品は然り、液化天然ガスやLPガスなどのエネルギー関連製品も、パナマ運河を経由して輸入しています。

 

そして、パナマ運河を早く通航したい船は、上乗せした料金を支払う事で、通航枠を購入出来る制度があります。

ただ、今年に限った事ではなく、

 

近年では通航制限が常態化を通り越し・・・

更に増加中・・・

 

というのが実態です。

 

 

【 終わりの始まり 】

世界的には、

 

平均気温の上昇を1.5℃に抑える目標

 

が、共通認識として据えられています。

 

しかし、先日の9月2日、UNEP(国連環境計画)が以下の声明を出しました、、、

声明:
『 地球温暖化で、今後数年以内に産業革命前からの平均気温の上昇は、1.5℃を越える見込み。 』

 

そして、1.5℃を越えると、

 

ティッピングポイント(転換点)に・・・

近づく怖れがある場面が増加する・・・

 

と、分析されています。

そして、ティッピングポイントとは、

 

転換点を一度でも越えてしまうと・・・

一気に加速が強まり・・・

もはや戻れなくなる地点・・・

 

と、解釈されています。

 

 

しかし、今年の1月、先ほど紹介した一人当たりのCO2排出量が一番多いアメリカは、

 

1.5℃に抑えるパリ協定を再離脱した事に加え・・・

国連気候変動枠組み条約からの離脱も表明・・・

 

しました。

ただ、そのようなアメリカでも、各州や各企業の中にはパリ協定を遵守しつつ、体たらくな政府に頼る事なく、再生可能エネルギーへの取り組みを進めるなどの動きも見られます。

 

 

【 意図も意味も不明な日本政府の施策 】

2020年に日本政府が発表したのが、

 

2050年までに・・・

CO2排出をゼロする・・・

カーボンニュートラル宣言・・・

 

です。

 

しかし、昨年2月に公表された第7次エネルギー基本計画では、2040年のエネルギー構成に関し、再生可能エネルギー「4~5割」、原子力「2割」、火力「3~4割」との比率になっています。

つまり、先進主要国と自称するG7の国の中で、

 

石炭火力を止めると・・・

絶対に言わない・・・

唯一の国が日本・・・

 

という事であり、他国からも悪評価を受けています。

しかも、

 

日本の計画はハードルが低過ぎるにも関わらず・・・

達成出来る見込みも立っておらず・・・

既に「絵に描いた餅」と言われ続ており・・・

実際にその通りになりつつある・・・

 

という流れが出来上がっています。

 

 

そして、あくまで私個人の推測ですが、

 

日本政府は原発(原子力)を更に活用したいのが本音

 

でしょう。

その為に、

 

今後益々AI需要が増えるが故に・・・

更なる電力不足が生じるなどの・・・

方便を用いて・・・

国民を煽り始める・・・

 

という姿勢が、目に見えています。

そして、

 

電力不足への対応と・・・

カーボンニュートラル宣言を達成する為に・・・

絶対的に不可欠になるのが・・・

原発の更なる増設&新設・・・

 

という詭弁を、使い始めるはずです、、、

 

 

【 抜け出せない過度な二者択一 】

環境省は以下の2つの対策を掲げています。

それが、

 

緩和 & 適応

 

です。

緩和とは、

 

CO2排出量を減らすなどの・・・

根本治療に該当・・・

 

します。

一方、適応とは、

 

異常気象などの影響が生じる場面毎に対処しつつ・・・

出来るだけ被害を少なくする試みなどの・・・

応急処置に該当・・・

 

します。

例えば、豪雨による洪水には貯水池などのインフラを強化したり、品種改良で米を含む食料の安定供給を目指すなどです。

 

しかし、

 

ほぼほぼ適応のみに・・・

比重が置かれ始めている・・・

 

というのが、現在進行中の実態です、、、

 

 

では、番組は終了し、前編の締め括りです!