人類が生き残る指針は「飲んでも飲まれるな」:後編 ~幻のチンパンジー&猿の惑星から~

【 火を使いこなすのも時間の問題!? 】

人間がチンパンジーの生息域に、

 

土足で踏み込み・・・

森林伐採などの好き放題をして・・・

チンパンジー(など)を追いやっている・・・

 

というのも現実です。

 

 

そして、チンパンジーが追いやられた森林には洞窟もあります。

しかし、洞窟内にはヒョウやヘビやコブラなどの、危険な捕食者が存在しています。

故に、今まではチンパンジーも洞窟に近付く事はありませんでした。

 

しかし、森林伐採で木陰が減少したが故に、

 

洞窟内で涼を取らざるを得ない

 

という状況に追いやられました。

ただ、洞窟内に足を踏み入れる行動は、チンパンジー自身もとても危険である事を知っているが故に、洞窟を利用するのは、

 

1年の内で最も暑い時季の・・・

明るい日中だけ・・・

 

という知恵も使い始めました。

 

 

そして、かつては森林だった場所の多くが、人間の手によって町に変えられています。

故に、チンパンジーは人間のすぐ隣で生息しつつ、暮らすようになり始めています。

すると、

 

人間の世界との交わりが深まるにつれ・・・

チンパンジーは人類の進化を彷彿させる行動を・・・

益々見せ始めている・・・

 

という状況が観察され始めています。

 

その一環として、更なる土地を切り開く為に森林に火が放たれると、

 

チンパンジーは逃げ出そうともせず・・・

近隣の木に登ったり・・・

時に火の近くに座り込み・・・

森林が焼かれていく様(さま)を・・・

じっと見続けている・・・

 

という姿が幾度も観察されています。

そのチンパンジーの様子は、

 

放たれた火の向きや激しさの分析に加え・・・

残りどれ程の時間を掛けて・・・

燃え収まるかを見定めている・・・

 

という可能性があると、推察されています。

 

 

そして、同じく人類学者のジルは、

 

火を理解する事は・・・

火を使いこなす事への第一歩である・・・

 

と、考えています。

そして、次の通り話します、、、

ジル:
『 これ(燃える森林を観察する事)は、抽象的な思考が出来る事の現れです。 人と他の動物との最大の違いは火を起こし、それを使いこなす能力だと唱える科学者もいます。 言語能力よりも、火の扱いを一番重要視しているんです。 』

 

そして、ジョニーが観察し続けて来たチンパンジーに関し、

 

そこで見られる姿や行動の全てが・・・

初期の人類の姿や行動と・・・

完全に当てはまっている・・・

 

と、判断されています、、、

 

 

では、番組は終了し、一言だけコメントします!

それは、番組で観察されたチンパンジーの姿や行動は、遠い過去の人類と重なるのは然りとは言え、

 

裏を返すと・・・

「親の背を見て子は育つ」と同じく・・・

現在の人類の姿や行動を真似て・・・

人類に近付く為の・・・

未来への歩み出しが・・・

既に始まった・・・

 

というかもしれません、、、

 

現在の日本でも、例えばサルの食害に加え、クマやイノシシによる人的被害も多発しています。

そして、

 

これらの動物も武器を作り始め・・・

人間に近づきつつある事態を想定する事が・・・

もはや急務かもしれない・・・

 

という兆候かもしれません、、、

 

 

では、視点を変えて、メタファー(物語や比喩・暗喩)として『 頭のいい子を育てるおはなし366 』(主婦の友社)から、イソップ物語の「 クマと二人の旅人 」を眺めます!

 

【 物語 】

二人の男が一緒に旅をすることになりました。

「 僕達は友達だから、いつでもどんな時も助け合っていこう。 」

「 もちろんだ。 それが友達ってもんさ。 」

そう言い合いながら、二人は仲良く山道を歩いて行きました。

 

すると、突然、暗がりからのっそりとクマが現れました。

先にクマを見つけた男は、もう一人の男に黙って、急いで近くの木に登りました。

そして、安全な所まで登ってから、「 クマだぁ 」と、叫びました。

 

クマに気づいていなかったもう一人の男も、急いで木に登ろうとしました。

でも、クマはすぐ近くまで来ています。

男は、木に登ることを諦めて、草の上に横になり、死んだふりをすることにしました。

 

 

クマが、死んだふりをしている男に近づいて来ます。

死んだふりをしている男はじっと我慢しています。

クマは、そんな男の耳もとに口を近づけて何か囁(ささや)いてから、ぷいっと暗がりへ戻って行きました。

 

クマがいなくなると、木に登っていた男が降りて来ました。

「 君が無事で本当に良かったよ。 」

 

死んだふりをしていた男は何も言わずに、黙って立ち上がりました。

木に登っていた男は、返事がないのもお構いなしに、「 ところで、クマが何か囁いていたみたいだけど、いったい何を言っていたんだい。 」と、聞きました。

 

 

死んだふりをしていた男は、何も答えずに歩き出しました。

「 ねえ君、さっきから黙っているけれど、どうしたんだい。 クマから何かいいことを聞いたんじゃないのかい。 僕に教えたくないから、黙っているんだろう。 友達じゃないか、教えてくれよ。 」木に登っていた男はしつこく言い続けます。

 

死んだふりをしていた男は立ち止まって、振り返りました。

「 それなら教えてあげるよ。 確かにいいことを聞いたからね。 」

そうして、もったいぶった様子で、話し始めました。

 

「 クマはね、『 僕達は友達だから助け合おうなんて言っているくせに、危なくなると、自分だけ助かろうとする人を友達にしてはいけない。 そんな人と一緒に旅をしてはいけないよ。 』と、教えてくれたのさ。 だから、僕は一人で旅をすることにするよ。 」

 

そう言うと、死んだふりをしていた男は、木に登っていた男を置いて、すたすたと歩いて行ってしまいましたとさ。

 

 

では、メタファーも終了し、今回の締め括りです!