聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥を考える ~千日回峰行&科学トレーニングから~

【 メジャーリーグも同じ 】

科学トレーニングを取り入れた事で、記録やパフォーマンスが向上し続けているスポーツは、他にも多々あります。

ただ、それらのスポーツでも同時に、怪我も増加傾向というのが実態です。

例えば、野球のメジャーリーグでも、

 

投球が高速化しているが故に・・・

肘を故障するピッチャーが増加・・・

 

しています。

なぜなら、

 

打者を打ち取る(空振りを取る)為には・・・

速い球を投げるのが効果的!!!

 

とのデータが出ているからです!

 

 

故に、メジャーリーグの投手が投げる直球の平均球速は、

 

2008年は146.9キロだったものが・・・

2024年には151.6キロにアップ・・・

 

しました。

更に、投手の肘の手術件数は、

 

2010年は104件だったものが・・・

2024年には281件に増加・・・

 

しました。

 

そして、試合の勝敗に強い影響力を持つデータの活用も、もはや無視出来ないのが現状です。

ただ、そのような背景がある中、投手の心理では、

 

常に全力投球をしなければ・・・

打たれてしまう強い危機感・・・

 

を抱えています。

 

 

そして、投手も科学トレーニングに取り組む事で、強靱な体を手に入れる事が可能なのは、ボクシングと同じです。

ただ、

 

骨と骨を繋ぐ靱帯を鍛える事は困難

 

です。

故に、球速を上げる為に、靱帯に過大な負担が掛かっているのが実態です。

そして、メジャーリーグを目指すアマチュアの若い世代にも、球速を重視するリスクが広がり、10代で肘の手術を経験した人も多数います。

 

このように、科学トレーニングと並行したデータ重視の傾向が、多くの投手の肘の故障を招くと同時に、

 

データの活用は怪我の防止にも有効

 

という側面もあります。

 

 

では、番組は終了ですが、

 

こちらを立てれば・・・

あちらが立たずの如く・・・

どうすれば良いのか???

分からなくなる!!!

 

などの感想や意見もあるかもしれません、、、

 

 

では、視点を変えて番組『 NHK特集 』(NHK)から、「 行 比叡山 千日回峰 」の回を少し眺めます!

なお、1979年の放映なので、当時と今では違っている面もあるかもしれません。

 

【 千日回峰行とは 】

仏教の天台宗で、

 

命懸けの荒行と呼ばれるのが・・・

千日回峰行!!!

 

です!

 

千日回峰行は平安初期から始まると共に、

 

別名:歩行禅

 

とも呼ばれます。

そして、荒行と呼ばれる所以が、

 

延べ千日、7年に渡り・・・

比叡山の峰々を、ひたすら歩き続け・・・

更に、9日間の不眠不休の断食の行・・・

 

という内容だからです。

 

 

そして、9日間の不眠不休の断食では、体を横たえる事も許されません。

そして、歩く距離は地球1周分に相当し、真夜中の午前1時から朝の10時まで、毎日40キロを歩き続けると同時に、260ケ所の礼拝も行います。

そして、病気や怪我をしても休む事は許されません。

 

故に、一端、千日回峰行に挑み始めると、

 

途中で失敗したら「死ね」との・・・

不文律が存在・・・

 

します。

そして、これ迄の400年間で成し遂げた僧侶は、僅か40人余りと言われます。

 

 

【 心身を整える準備も怠らない 】

千日回峰行に挑む前の1年間は、

 

米を一切口にせず・・・

1日2食に抑え・・・

うどん&豆腐&ジャガイモだけを食す・・・

 

という食事に取り組みます。

そして、

 

毎日の睡眠は3時間ほどに抑え・・・

その状態で毎日40キロの山道を歩き続ける・・・

 

という運動に取り組みます。

 

そして、これらの取り組みの全てが、9日間の不眠不休の断食に向けた、

 

心身を整える為の準備に加え・・・

乗り越える為の鍛錬・・・

 

になっています。

そして、千日回峰行に挑む以前に、天台宗の僧侶になる為に、

 

他の修業も積み重ね続けて来た・・・

実践という過程が存在・・・

 

しています。

 

 

【 節目となる「堂入り」 】

千日回峰行の最初の3年間は、毎年100日ずつ歩き続けます。

そして、4~5年目に入ると、200日ずつ歩き続けます。

そして、丸5年の700日を満了すると、

 

「堂入り」という儀式が行われ・・・

一つの節目を迎える・・・

 

という流れになります。

そして、堂入りの儀式を終えた直後から、9日間の不眠不休の断食が始まります!

 

そして、

 

9日後に生きて再会出来る保証は無いが故に・・・

堂入りの儀式は「生き葬式」!!!

 

と呼ばれます!

そして、堂入りの儀式は、

 

行者との今生の最後の顔合わせになるかもしれないが故に・・・

仲間の僧侶や知人や信者が別れを告げに集まる・・・

 

という目的があります。

 

 

そして、行者が真言を唱えている間、集まった人々が堂から去り続け、最後に行者一人だけが堂に取り残され、これが不眠不休の断食が始まる合図となります。

そして、堂の中では坐禅をしているだけではなく、40分の勤行を日に三度行い、それ以外の時間は不動真言を唱え続けます。

そして、9日間を乗り越え、無事に堂を出る最後の儀式では、

 

182時間振りに食すのが・・・

一口の薬湯・・・

 

になります。

 

このように、ある意味では、無事に今生に帰還を果たし、

 

行者から他者を導く高僧たる阿闍梨に・・・

新たに生まれ変わる!!!

 

とされています!