【 分断も統合も受け入れから始まる 】
ビリーに話を戻すと、実は、
精神科医の前では別人格になる一方・・・
ビリーと馴染みの無い医療スタッフの前では・・・
いつも変わらない一つの人格だった・・・
との証言が、ビリーが入院していた医療スタッフからありました。
この事象に関し、番組に出演していた精神科医の話です、、、
精神科医：
『 これは、むしろ普通に起きる事です。 多重人格者の患者さん達は、オカシナ人と思われたくないので、普通に出会う人達には、なるべく普通の、いつもと変わらず接する。 ところが、治療者の精神科医や心理士と話していると、幾つかの人格があると既に分かられているので、１つの人格を保つ努力をしなくても良い事になると、かなり自由に色んな人格が出て来る事は起きるし、私も同じ事を体験している。 』
そして、ドラマの苦情と抗議の電話の場面では、
目にしたものだけを「一方的に」受け入れ・・・
それに対し一方的に「口撃（攻撃）」する・・・
と言えるでしょう、、、
勿論、「正義感」のケースも、少なからずあるのかもしれませんが、、、
ところで、特にカウンセリングやヒプノセラピー（催眠療法）では、
ラポール（信頼関係）の構築
を大切にします。
そして、誰もが、
その時々の場面場面で・・・
役割や立場などの複数の顔を持つ・・・
というのが事実であり真実です。
例えば、
断れない自分というケースでも・・・
他者に対しても断れない・・・
自分に対しても断れない・・・
という両方が成り立ちます。
そして、ラポールの構築でも、
作為という、何かをする事で得られる信頼もあれば・・・
不作為という、何かをしない事で得られる信頼もある・・・
という、同じく両方が成り立ちます。
そして、
分断を放置し続けるのは良くないものの・・・
無理に統合するのも宜しくない・・・
というケースも往々にしてあります。
つまり、
分断に至る過程にも・・・
何かしらの理由があり・・・
人それぞれの言い分もある・・・
という事です。
しかし、ビリーの治療では、
声を無視された人格達も存在する・・・
という側面があったのは否めません。
つまり、
隠れていた声と・・・
隠された声と・・・
精神科医達は、その両方の声を聞こうとしなかった・・・
という事です。
故に、
声なき声は勿論・・・
声ある声にも耳を傾ける・・・
その上で真の統合が始まる！！！
という事です！
そして、精神科医達は『 ビリーが教師に統合した 』と考え、前回のレイゲンは『 教師は一つにまとまったビリーだ 』と話しました、、、
果たして、
ビリーが教師を統合したのか？？？
ビリーは教師に統合されたのか？？？
あるいは、そのどちらでも無いのか？？？
はたまた、ビリーと教師が統合された、新たな人格が誕生したのか？？？
あなたであれば、どのように考えますか、、、（笑）
【 真の五感の働きを活用する 】
「声」と「聞く」というメタファーを用いて説明しましたが、
聞くのは耳だけではない・・・
話すのは口だけではない・・・
見るのは目だけではない・・・
嗅ぐのは鼻だけではない・・・
感じるのは体だけではない・・・
つまり、真のコミュニケーションは・・・
全身全霊で行われる！！！
という「意識を保つ」のが、真の五感を働かせる方法です（笑）
そして、世の中や社会では「二重人格」との言葉が使われる事もありますが、
それ以上に「二枚舌」の大人が多過ぎる！！！
という困った現実もあります！
ちなみに、今回は魂の視点からの「憑依」には触れて来ませんでした（笑）
そこで、余談として、
「相手」の目に着目しつつ・・・
瞬きの回数が普段より減っていたり・・・
目の据わり方に違和感を感じたり・・・
焦点が合わないなどの兆候が見られると・・・
憑依の手掛かりとなり得る・・・
という事です。
そして、
「自分」に当てはめると・・・
イライラなどの感情は然り・・・
鏡を見たくなくなるなども手掛かりとなる・・・
という事を「知って」おくと、役立つかもしれません（笑）
※ 関連ＴＯＰＩＣＳはこちら
・ 『 声なき声ともコミュニケーションは取れる ～ネアンデルタール人という誤解から～ 』
・ 『 「君」、、、「あなた」、、、とは「誰」？？？・・・ ～原（源）点に立ち戻って（立ち返って）みる～ 』
・ 『 前半：天使の声と悪魔の声、そして憑依への対処法は・・・（多重人格との比較も） 』
・ 『 ドッペルゲンガーとパラレルワールド ～離魂病＆量子力学の反物質からも～ 』
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしている以下のリンク先も参考になります。