ジェンダーサイエンスから性差を考える ~中性化が鍵を握る!?~

【 誰もが兼ね備えている資質 】

男性が赤ちゃんと触れ合うと、テストステロンが一時的に減少する事は、既に分かっています。

そして、

 

「習慣化」によって、脳の活動にも変化が現れる

 

という事実も、既に判明しています。

つまり、

 

その人の「人生全体」が、脳の活動に変化を及ぼす

 

という事です。

 

 

故に、

 

単純に、男女で区別出来ない「人間」としてのモザイク脳が生まれる!!!

 

という事です!

 

そして、脳の中に「分界条床核(性自認の中枢)」という器官があります。

これにより、「心」は女性で「体」は男性、あるいは「その逆」もあります。

これが、「トランスジェンダー」です!

 

そして、分界条床核の大きさは、「一般的」には女性より男性の方が大きくなります。

しかし、「体」は男性で「心」は女性の人では、その大きさは「女性」に近くなります。

また、「体」は女性で「心」は男性の人では、その大きさは「男性」に近くなります。

 

 

そして、ここにもテストステロンシャワーが関係していると考えられています。

つまり、テストステロンの量が多ければ多い程、神経細胞が集まり、器官が大きくなるという事です。

 

また、「性的指向」に関し、例えば「同性と異性のどちらが好きか」との問いでは、神経核の大きさや、神経細胞の数が関係している事も分かって来ています。

つまり、

 

生物学的には、誰もがLGBTQの「資質」を持っている!!!

 

のが、事実であり真実という事です!

 

 

ちなみに、「性自認」は一般的には4~5歳頃から「芽生え始める」とされていますが、「前世を忘れ始める」のも5~6歳頃からが多いです(笑)

 

【 中性化が鍵を握る!? 】

現在の男性のテストステロンの量は、減少し続けています。

つまり、

 

男性の「中性化」が進んでいる

 

という事です。

 

ところで、30万年前の初期のホモ・サピエンスの男女の頭蓋骨には、「違い」がありました。

その違いとは、男性は眉の箇所の隆起が高い(ホリが深い)という点です。

この隆起は、テストステロンの量が多いほど高くなる事が分かっています。

 

そして、8万年前から5万年前の間で、大きな変化が起こり、この間に眉の箇所の隆起が低くなりました。

その理由として考えられているのが、

 

この頃、人間は「協力し合う」集団社会に移行していった!!!

 

という、私達の「心(意識)の変化」です!

 

 

この事象に関し、デューク大学のスティーブン・チャーチル博士は、次のように述べています、、、

博士:
『 当時、男性は他の人と一緒に仕事をする為に、より協力的になる必要があったのです。 このため、テストステロンが少なく、攻撃的でない人が有利でした。 彼らは沢山の子どもを残し、人類の中性化が進んでいったのです。 』

 

そして、これも現在では、女性のテストステロン濃度が「高い方」にシフトしていると考えられています。

つまり、

 

これも同じ中性化

 

です。