協力しなければ生命は滅ぶ ~森林消失(火災)から学ぶ様々な反映~

【 サーモカルストから学ぶ 】

シベリアの北方林地帯では、至る所で地面が年々「陥没」しています。

これは、近くで起きた森林火災の「熱」によって凍土帯の地下の凍土や、氷自体が溶けて陥没が起こり、「サーモカルスト」と呼ばれています!

仕組みと流れが以下の通りです。

 

① 永久凍土は森林によって太陽の熱から「守られて」います

② 火災で森林が消失すると、地表に残った黒い煤(すす)などが太陽の熱を「吸収」します

③ その熱が「地中」に伝わり、永久凍土が溶け出します

④ 「溶けた」分だけ地表は陥没します

⑤ 陥没部分に水が溜まると沼になり、森林は枯れて「生えなく」なります

⑥ 更に陥没した側面に太陽熱が当たって残りの永久凍土が溶け出し、数百年、数千年と「ドンドン拡大」していきます

⑦ こうして森林は「土台(支え)」を失い倒れていきます

 

 

この現象は、世界各地の寒冷地にある針葉樹林帯でも確認されています!

そして、この理由には「温暖化」も関係しています、、、

 

一方で、シベリアの温暖化が進んでいる地域は気温が高くなり、その同じ地域では「植物」が活発に育っています。

植物が育つ事で、ある面では森林が「再生」される(かもしれない)可能性もありつつも、森林帯が「移動している」という事も表しています。

そして、温暖化と同時に、サーモカルストも進行し続けています、、、

 

ところで、私達人間に擬(なぞら)えると、

 

土台(支え)は自らの「軸や芯」と同じであり・・・

軸や芯を創造するのが「思い・言葉・行動」の一貫性を保つ!!!

 

という事です。

しかし、人間の社会では「お互いの支え(土台)」がドンドン失われつつあります。

 

 

それと同時に、人間のコミュニケーションでは「温暖化」どころか「烈火の如く」との表現が当てはまる程に、「争い」が絶えません。

幾度も繰り返しますが、

 

平和は足元(自らの土台)から

 

です、、、

 

【 異常な気圧配置から学ぶ 】

大気汚染が高濃度になる夏の気圧配置を調べた所、異常な気圧配置である事が判明しました。

「以前(過去)は」西ヨーロッパからロシアに掛けて、高気圧と低気圧が「直線上」に並んでいました。

 

しかし、2003年以降は高気圧が北極を「輪のように囲む」配置に変化しています。

故に、高気圧の下に位置する西ヨーロッパからシベリア、アラスカ、カナダで熱波や乾燥による森林火災が「同時期」に起こる可能性が高いと分析されています。

勿論、まだまだ「未知」の部分が多く、「予測」を立てられないのが実状ですが、、、

 

 

ところで、

 

もはや「例年(並)」や「平年(並)」は「死語」になりつつある

 

のが事実です。

そして、気象衛星というデジタル分野でも、

 

賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

 

が当てはまり、活用されています。

現在の日本を見渡すと、

 

文書や記録を残さない悪しき風潮を「文化」にしようとしている

 

という傾向が高まっています。

AI(人工知能)ですら「元の情報」が無いと何も出来ません、、、