街頭インタビューから学んでみる(笑) ~コミュニケーションの相手の背景(ストーリー)を大切に~

次は模型作りを始めてまだ2ケ月位の会社事務をしている30歳の女性が、プラモデルやフィギュアを飾る棚やケースを見に来ていました。

この女性:
『 彼氏の趣味を見てて「やってみたいな」と、もともと細かい事が好きだったんで。
  プラモデルの知識がなくて、そんなに動かせるって作ってみて初めて知った所が多くて、好きなポージングさせたり構えをさせてあげたりとか出来るし、女性でも全然簡単に作れるんで。 』

私:
《 今ではカップルとかって言わないのかな???
  彼氏さんと共通の趣味っていうのも素敵なものだね!
  作っている姿を見てとの事らしいけど、コミュニケーションって、必ずしも『 言葉 』を介するだけではないよね。
  『 親の背を見て子は育つ 』との言葉もあるけど、世の中や社会の大人がちゃんとした姿勢や背中を見せていかなければダメだね!
  幼稚性の多い、あるいは幼稚性の抜けていない大人、、、特に男性では多いけどね(苦笑) 》

 

次はお母さんと一緒に来ていた6歳の男の子が原付バイクのプラモデルを買う所でした。

この男の子のお母さん:
『 お父さんが乗っているバイクなので作ってみたかってんな。
  仕事で使っているので。 』

私:
《 親子関係というのは人間関係の土台や基礎とも言われるけど、子どもが親の仕事に興味や関心を持ってくれるのは親としても嬉しい事なんだろうなぁ。
  自分は独身だから『 想像 』するしか出来ないけど(笑)
  果たして、自分の仕事に胸を張れる、誇れると言える親御さんは、特に今の時代ではどれ程いるのだろうか???
  職場ってのも、単に成果を出す事やお客様の為だけではなく、こういった働いている人の『 矜恃やプライド 』を持てる人生創りという環境整備や仕組み作りも大切だね! 》

ちなみに、この子のお父さんのお仕事はお坊さんだそうです(笑)

 

次は子どもの高校進学がきっかけとなり、ドールハウス作りに熱中しているという女性です。

この女性:
『 子どもに向いてた分(時間)が、だんだん減らしていかないといけないじゃないですか。
  あまりべったりしていると(子どもに)嫌がられるし、年が40~50歳過ぎて自分はまだこんなこと出来るんだっていう、作る系の趣味は面白いですよ。 』

私:
《 子どもを育て上げた後に無気力になる『 空の巣症候群 』ってのもあるけど、今回のコロナ禍でも医療従事者の方の『 燃え尽き症候群 』の話題も最近よく聞くなぁ。
  一生懸命や最善を尽くすのは勿論大切な事だけど、『 しなやかさ 』も同時に活用するのが一つのヒントになるのかなぁ。
  子どもから見たら親はいつまでも親であり、親から見たら子どもはいつまでも子どもであり、でも、段々と『 同じ一人の人間という人格や個性 』をお互いに尊重するようになっていけるのも素敵な事だよね!
  あ!よく忘れがちになるのが、親もまた祖父母から見たら子どもであるという事だね(笑) 》

 

次はアメリカから来日して2年になる外国人の男性ですが、この方のお部屋にはまだ作っていないプラモデルの箱が山のように積まれていました(笑)

この男性:
『 最近は外人もプラモ好き。
  プラモはアメリカでは、めっちゃ(値段が)高いです。
  (日本では安く買えるから)日本大好き(笑) 』

私:
《 日本のアニメなどの人気も海外では高いけど、このような事も立派なカルチャーと言える訳だし、必ずしも語学や歴史的な背景を伴った難しそうな!?文化交流でなくとも、このようなプラモデルからでもお互いに好きな国同士になる事は出来るんだよね!
  自分も、もう少し『 頭を柔らかく 』していこうっと(笑) 》

 

次は先日の春に大阪芸大を卒業し塗料を見ていた22歳の男性です。

この男性:
『 小さい頃からウルトラマンとか見てて、それで好きになりました。
  ちょっと就職先が見つからなかったんですよ。
  3年生の時にコロナが出ちゃって、それ以降、色々大変でしたね、大学は。
  コロナがなかったらみんなに(作品を)見せて、色々評価を得たかったですよ。
  本当に辛かったですよ、あの時は
  しばらくはフリーターでどこか仕事を探して、そこで稼いで作品作るって事にしてますね。
  今はとりあえず自分の腕を磨いて、再度チャレンジするというのが今の目標ですかね。 』

私:
《 本当、このコロナでは多くの人が多大な影響を受けてしまっているよね。
  特に大学における新入生では全く新しい土地や環境の中で、リモート授業で誰とも会話出来なかったり、サークル活動も出来なかったりなど、友達を作る機会すら奪われてしまったのは本当に辛い状況だよね、、、
  『 承認欲求 』との言葉もあるけど、誰かに見て貰いたいなどは自分にも勿論あるし、誰でもそうだよね
  『 ニワトリが先か卵が先か 』ではないけど、表現する人がいて、それを受け取る人がいて、のように、切っても切れない関係、これが繋がりと重なりの『 重なり 』の部分だよね。
  ウルトラマン好きは自分と同じだし(笑)、これまでして来た事は絶対に無駄になっていないから頑張れ!!! 》