他人事は自分事という反映 ~ドラマJIN ー仁ー というメタファーから~

「今を生きる」主人公の医師である南方仁は、現代にタイムスリップして来た幕末という「過去を生きる」南方仁の治療をします。
そして、その直後、「今を生きる」南方仁が逆にタイムスリップし、今度は幕末という「過去を生きる」南方仁として、自分が幕末という時代には本来存在していない医療を施す事で、他の人の本来は送るはずであったであろう人生を変えてしまわないか、また、未来に悪影響を及ぼさないかなどを悩み抜きながらも、目の前で助けを求めている人々に対し、懸命に医師として幕末という「今を生きる」事に専念していきます。
そして、そのように幕末で年数を重ねながら、ある時、現代に舞い戻って来ましたが、その戻って来た未来の有り様が自分が知っている現代とは少し変化していたとのお話です。
戻って来たのが「現代」なのか「未来」なのかを考え出すと切りが無い!?ので、何となくで大丈夫です(笑)

 

と、ここで今回のテーマは「他人事」と「自分事」でもありますので、「今の南方仁を自分事」「過去の南方仁を他人事」などのように、このドラマの内容を「広く深く」していくのだろうなぁと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません(笑)
今回は「多重装填」という技法を活用していきますので、ただ、それもこのドラマの「範疇の中」で次に進みます!

先ほどこのドラマは2度の時期に渡って放映されていた点もコメント致しましたが、1作目の主題歌はMISIAさんが歌う《 逢いたくていま 》であり、2作目の主題歌は平井堅さんが歌う《 いとしき日々よ 》でした。

では、著作権法上の引用の範囲内で、それぞれの1番目の歌詞のみをご紹介して参りますので、色々と眺めてみて下さい!

 

『 逢いたくていま 』(作詞:MISIA)

《 初めて出会った日のこと 覚えてますか
  過ぎ行く日の思い出を 忘れずにいて
  あなたが見つめた全てを 感じていたくて
  空を見上げた 今はそこで
  私を見守っているの? 教えて・・・

 

  今逢いたい あなたに
  伝えたいことが たくさんある
  ねえ逢いたい 逢いたい
  気づけば面影探して 悲しくて
  どこにいるの? 抱きしめてよ
  私はここにいるよ ずっと 》

 

『 いとしき日々よ 』(作詞:平井堅、松尾潔)

《 たとえ時がうつろうと
  縫いあわせた絆は 決してほどけない
  ああ あなたの声は 忘れれば忘れゆくほどに
  焼きついてた

  あなたの手を 強く握ることも
  あなたを 抱きしめることも
  許されない運命(さだめ)だと知ってても
  その笑顔に その涙に
  そのひたむきな想いに 触れたかった
  心から・・・

 

  いとしき日々よ サヨナラは言わないで
  あなたに会いたくて もう一度会いたくて
  届くまで叫びつづける
  忘れはしない この体が消えても
  あなたに吹く風よ あなたに咲く花よ
  あなたと追いかけた明日よ また会いたくて 》

 

では、歌詞のご紹介はここで終了です!
このドラマでは時空を超えなければ出逢えなかった淡い恋物語の側面も描かれており、また、歌詞の中にある「あなた」とは、おそらく作詞もそのように「愛する人」などを想像して書かれているものと思われます。

それらはとても素敵で素晴らしいものでありますし、そこに私が何かを加える必要性なども全くありませんが、敢えて先ほどの「広く深く」という視点を当てはめてみます。
それは、