PCR検査等(が増えない背景や理由)はパンドラの箱???:開けてみると希望がある

○ 数多くの検査を行って感染者(陽性者)が増え続けると医療機関がパンクしてしまう

これも当初から「背景」かつ「理由」として言われ続けている事ですが、少なくとも「今」の段階に至っては無症状者の方も多数いらっしゃるのも事実として分かっています。
勿論、無症状者(あるいは軽症者)であっても、症状が進む事も踏まえての対処が必要ですし、その為の治療や、他の人に感染させない為の(一定期間の)隔離は必要になってきます。

 

そして、第1波と言われた状況では、無症状者等の方々におかれましては、民間のホテルなどの宿泊施設を借り上げるなどがなされましたが、そのほとんどの契約も早々に解除し、しかも、「Go Toトラベル キャンペーン」を始めてしまった事で、そのような宿泊施設の確保も、より一層困難なものとさせてしまっています。

当然ながら宿泊施設の経営者やスタッフの皆さんにおかれましても、感染者(陽性者)の方々を受け入れる準備であったり、それが終了した後の消毒作業などでは、大変な労力も時間も掛かってしまいますので、(出来る事ならば)観光客の方々を受け入れたいと思う気持ちも自然な事でしょう。

 

また、医療機関のみならず、法制度(や組織体制)の問題や、保健所等の現場の方々は懸命に尽力下さっている一方で、人員不足などの面があるのは「現実的な背景と理由」としても充分に理解出来る部分もあります。

ただ、国(や自治体など)では多くの公的施設を所有していながらも、そのほとんどが療養所等としても活用されてきませんでしたし、第2・3波に備える為の準備も怠ってきており、そもそもが活用させたくないのでしょう、、、

 

故に、「医療機関がパンクしてしまう」という「方便」を駆使しているのでは!?と捉えられても致し方ないように感じます、、、
そして、このような「方便」の道具として使われてしまっている、命を救おうと懸命に頑張っておれらる医療従事者の方々の「心身」をも、逆に傷つけてしまっているのでは、、、とさえ思えてしまいます、、、

なぜなら、医師の多くの方々も(少なくとも、今の状況に至っては)検査数をドンドン増やすべきだ!との意見が多いからです、、、

そして、医療現場では(今回のコロナ以外の)様々な病気や怪我などの治療に向き合っている事を考えれば、「方便」に利用するのはもってのほかであり、少しでも負担を減らすべく、また、(他の病気や怪我も含め)重症者などの治療に専念出来るような態勢作りを全力でサポートするのが、国(や政治家)という本来の役割なのではないのでしょうか、、、

では、最後の3つ目ですが、これは、ある番組で実際に厚生労働省から回答を得た内容が伝えられていたものですが、

 

○ 「偽陰性」(感染しているが感染していないとの判定が出る)や「偽陽性」(感染していないが感染しているとの判定が出る)が出てしまうと、特に、「偽陽性」の場合に隔離措置を行う事に対しての「人権侵害」を避けねばならない

確かに、立派でもっともな「背景」や「理由」に見えますよね(笑)
「人権」という視点は忘れてはならない、大切なものである事は大前提です。
しかし、多くの検査を行っている他の世界各国が「人権に無頓着」という所ばかりでは当然ながらありません

また、このような状況の折、「100%という完璧」を実現出来るとは誰も思っていない事でしょう。
更に、この「偽陰性・偽陽性」についても、当初は7割程の精度と言われておりましたが、現在では検査数の多い他の世界各国のデータを集計してみても、9割程度の精度であるという報告もなされています。

 

もし、間違って「偽陽性」の方を隔離してしまう事を怖れるならば、全員に翌日や翌々日に再検査を行い、間違っていたら謝罪をし、その隔離の間(2~3日間)の補償をしっかりと行う事で充分に対処出来るように私個人としては思ってしまいます。

そして、この厚生労働省の回答の「背景」と「理由」には続きがあります
それが、