カスハラもお客様??? ~「お客様」を「お金様」として捉える落とし穴~ 

私が行っているカウンセリングなどでも、職場での人間関係などもそうですが、職場における環境にまつわるご相談も多いです。

そして、職場での人間関係では、同僚などの従業員同士の関係性よりも、従業員と経営陣(上司)との関係性に関するご相談の方が多いです。
そして、このご相談内容に光を当てていくと、多くのケースで次のような事が明らかになっていきます。
それは、会社の側や経営陣(上司)において、

 

(自社の)従業員もお客様である(お客様となり得る)・・・

という視点が欠けている(事が多い)・・・

 

という点です。
勿論、従業員の方が勤めている会社の商品やサービスなどの内容においては、従業員自らで利用する事はほとんど無いというケースも存在はしているかと思いますが、これも光を当ててみると同じ事になります。
それは、

 

会社や経営陣(上司)は・・・

「お客様」の為・・・

との方便や言い訳を駆使している・・・

 

というケースが多いからです。
つまり、「お客様」の為と言いながら、従業員の方々に無理難題や過剰な要求の働かせ方を強いている、との意味合いになっています。
そして、そのような環境で働いている従業員の方々は、

 

(経営陣や上司は)「お客様」の為と言いながら・・・

実は・・・

(本心では)「お客様」ではなく「お金様」の為なんじゃないの???

 

という点をズバリと見抜いております(笑)
そして、このような状況が常態化してしまっている職場環境においては、結果的には、従業員の方々が、胸を張って自社の商品やサ-ビスの提供や売り込みが出来なくなってしまうのは、「火を見るよりも明らか」であるとも感じます。

ちなみに、私も行政書士の仕事をしていた時は、丁稚奉公のような下働きも経験しましたし、その後は経営者としての役割も経験しましたので、経営陣の方のお気持ちも分かる部分もありますし、全否定をしている訳でもありません。
しかし、そのような経験や、自戒と自省を込めた未熟な私の視点からでも、

 

お客様は神様ではないが・・・従業員はお客様でもある・・・

 

という「繋がり」の方程式が成り立つように個人的には感じています(笑)
そして、今回のテーマにおけるカスハラにせよパワハラにせよ、何のハラスメント的なものにせよ、このTOPICSでも以前に何度かお伝えした事があります、多くの方が小さい頃に言われた事のある、

 

自分がされて嫌な事は、他の人にもしてはいけないよ

 

という視点さえ持っていれば、多くの事が防げるのみならず、より良い関係性を築き上げる事が充分可能なのでは・・・と強く感じてもおります。
如何でしょうか?
解決策はとても「シンプル」であると思われますでしょうか?(笑)
そして、裏を返せば、小さい子どもさんには大変失礼な物言いですが、

 

今の世の中や社会の大人の多くは・・・

あまりにも「幼稚」過ぎる・・・

 

という面の現れであるのかもしれません、、、勿論、「自戒と自省」も込めてですが(笑)

それと余談ですが、今回は「神様」という言葉が出てきたのと、初詣などの時期でもありますが、皆さんも「複数のお守りを身に付けると神様同士が喧嘩する(ハレーションを起こす)」などを耳にされた事があるかもしれません。
まず、複数のお守りを身に付けても、神様同士が喧嘩する事はあり得ません!
これも理性で考えるとご理解頂けるかと思います(笑)

 

ただ、この言い回しには、ある理由が存在するのも確かです。
と言うのは、一度に、何でもかんでも、あれもこれもとお願いするという事は、