出逢いと別れの季節 ~五月病の予防にも?~:過去の自分と比較する好機

自分を見失わない為であり・・・

自分を見失わない為には、自分を知る必要性があり・・・

それが、相手をも知る事に繋がっている・・・

 

という循環の事を指しています。
そして、この循環というのは、

 

本来は相手との関係性をより良好なものにしていける

 

という力を持っています。
そして、時には、自分を知り、相手を知る事で、腹何分目に付き合おう、あるいは、この人とは最低限の挨拶程度に留めておこう、などのように、

 

別れに近い(あるいは、疎遠という)形の人間関係

 

を創り出す事も勿論あります。
なお、ここでの「別れや疎遠」という表現は、「腹何分目」と同じ意味であり、ネガティブな傾向のみを指している訳ではありません
そこで繰り返しですが、

 

人間関係とは「ままならぬ」ものではあるが・・・

自分を知るには人間関係の中での方が、よりよく知る事も出来・・・

自分を知る事で、相手をもよりよく知る事が出来る・・・

 

と言う事です。
その結果として、親しい関係を築いていくケースもあれば、疎遠になるケースもあるという事になります。
そして、これを少し俗っぽい?言葉で表現すると、

 

自分を知るには、人間関係を活用・利用するのが手取り早い!

 

とも言えます(笑)
そして、このような無意識も含めた思考や判断が、この季節においては、まさに、

 

人波に揉(も)まれる

 

ように起こる為に、疲労感にも繋がりやすい・・・という傾向が、「五月病」のような症状に近づくという一側面があります。
そして、このような慌ただしい1ケ月を経過した所に、皆さんも待ちに待ったGW(ゴールデンウィーク)が始まるのですが、実は、

 

このGW期間での様々な思いが「五月病」に繋がりやすい傾向を生み出す事もある・・・

 

と見て取る事が出来ます。
では、このGW辺りからの「五月病」と関わりが深いと思われる、よくあるケースを見ていきます。
GWには3月に別れた知人やお友達などとの再会を果たす機会も多く含まれます。
そして、その後の各人の近況などを、お互いにお話する事も多くなります。

そのような中で、新たな学生生活や新社会人生活を始め、ある人は、今取り組んでいる生活に良い張りをもって楽しんでいる方もいれば、思っていたような新生活ではなく、漠然とした不安などを抱え始めている方もいらっしゃる事と思います。
このようなお二人がGWで再会を果たし、旧交を温めたとします。
すると、不安を抱え始めている方は、

 

あの人は上手く行っているようだけど、私の方は全然定まっていないなぁ・・・

 

などの感想を持ってしまう事もよくあります。
そして、何か以前の私の方が自分らしく輝いていたような気もする・・・と。

あるいは、職場に新入社員が入ってきて、僅か1ケ月の間に、そつなく仕事を覚え始めていったとします。
そのような新入社員の状況を見て、

 

あの新入社員は既に色々と仕事を覚え始めているけれど、自分が新入社員の頃は、もっと手間取っていたし、時間も掛かったなぁ・・・

 

そして、経験年数は私の方があるけれど、このまま進めば、来年には私なんか追い抜かれてしまうのでは・・・と。
この両者に共通している感情は、