そして、その後も、1960年には猿への実験、そして、1963年には牛の脳に電極を埋め込み、闘牛場で牛の行動をコントロールするという実験を行いました。
ちなみに、人体実験の後に、本格的に動物実験を始めているという経緯から見ても、私にはとても空恐ろしさを感じてしまいますが・・・
そのような経過を辿り、その後は彼に対してアメリカ海軍・空軍が資金援助をして研究を続けていたとされています。
そして、彼の長年の人生を研究してきた方は、
独裁者に脳チップを埋め込む事によって、一般大衆が独裁者を制御出来るのでは?
という観点が彼の研究の出発点となっている、とも伝えています。
そして、2017年の11月22日に、DARPA(アメリカ国防高等研究機関)という所が、戦争からの帰還兵などに対して、
脳に電極を埋め込み、PTSD(心的外傷後ストレス障がい)を治療する臨床実験を行う
という発表をしました。
様々な意見があろうかと思いますが、現在、ここまで様々な事が行われようとしている現実を、皆さんはどのように捉えるでしょうか・・・
では、余談はここまでにして、本題に入っていきます!(笑)
「インサイド・ヘッド」(2015年:ディズニー・ピクサー作品)という映画は、感情(心)に個性と姿を持たせ、それぞれがどのように行動しているのか?という観点を描き出したものです。
アニメーション映画ですので、小さいお子さんから大人まで幅広く楽しめる内容にもなっています。
では、この映画のあらすじに沿って、感情(心)を見ていきます。
『 この映画の主人公であるライリーは11歳の女の子です。
そして、彼女の目に映る光景に応じて、もう一つの主人公である「様々な感情(心)」がスイッチを押して、彼女の行動を司っていきます。
では、もう一つの主人公である様々な感情(心)をご紹介していきます。
〇 ヨロコビ(他の感情を鼓舞したり、励ましたりと、他の感情と共にライリーの行動を大局的に司る役割を果たす)
〇 カナシミ(自分では何をしているかは分かっていないが、他に行く所もないらしい・・・)
〇 イカリ(曲がったことが大嫌い!)
〇 ムカムカ(心身共に嫌な目に遭わないようにする)
〇 ビビリ(ライリーの安全を守るのがとても得意)
このように、ライリーの中には、5つの感情(心)が、それぞれプロフェッショナルとして存在し、働いていきます。
そして、ライリーが日々起こる出来事に対して感じた感情が、それぞれの想い出として一つの玉(記憶)となって、日々蓄積されていきます。
そして、そのような想い出の中には、特別な想い出というのも存在しています。
これは、人生において特に重要な出来事となっていて、ここでの特別な想い出に伴う感情(心)と共に、ライリーの個性を創り上げていきます。
ちなみに、ライリーの中の特別な想い出は島となって、ホッケーの島、おふざけの島、友情の島、正直の島、家族の島が存在しています。
このように日々を過ごしていたライリーですが、ある日、別の町に引っ越さなくてはならない状況となりました。
すると、様々な感情がそれぞれの勝手な意見を押し付け合う状況となり、その中で、ヨロコビがライリーに対してポジティブな何かに気づかせようと様々な事を試みていきます。
まるで、直感のように・・・