第116回:『 是か or 非か?・・・という人間関係 』

こんにちは、レイキ ヒーラー&ヒプノセラピストの瀬川です。

先日、プロ野球のセ・リーグにおいては広島東洋カープが25年振りの優勝を決めました。
そして、夏の高校野球もついこの間終わったばかりと思っていたら、もうすでに、来年春の選抜出場をかけた地区予選も始まっています。
そこで、今回は野球にまつわる2つの出来事から「是か or 非か?・・・という人間関係」というテーマでお届け致します。

 

まず、1つ目の出来事は高校野球からです。
この出来事は、巨人軍、そして、ニューヨーク・ヤンキースでもプレイをした松井秀喜さんにまつわる出来事です。

 

ご存じの皆さんも多いと思われますが、当時高校生であった松井さんが甲子園に出場した時の出来事です。
松井さんは超高校級のバッターとしてとても警戒されていました。
そこで、対戦相手の明徳義塾高校は、全打席(5打席)連続敬遠、という作戦を取りました。

敬遠というのは、相手打者とは勝負をしないということです。
しかしながら、無条件で走者を出すというリスクも同時に備わっている作戦です。

 

当時の試合内容においては、チャンスの場面に松井さんの打席が巡って来ている場面もあるので、確かに勝負をしないという決断をするのも理解出来ます。
しかしながら、リスクの少ない場面においても敬遠されたということで、当時はかなりの論争が繰り広げられました。
甲子園においてもメガホンが投げ込まれたり、帰れコールが鳴り響いたりと、かなりの異様な状況でした。
この当時を振り返り、全打席敬遠を指示した監督さんは「松井に打たせると他の打者も乗ってくる・・・勝ちたいから敬遠した」とお話しています。

当時、真っ二つに割れた論争を要約すると以下の通りです。

 

「高校野球なんだから、勝利至上主義に徹し過ぎるのは良くない」
という意見と、
「敬遠はルール上認められているのだから、非難される筋合いのものではない」
という意見です。

野球に詳しくない方はピンとこないかもしれませんが、皆さんはどう感じるでしょうか・・・?

 

それでは、2つ目の出来事に進んでいきます。
この出来事はプロ野球のオールスターの試合でのことです。
オールスターというのはその年の活躍している選手がファン投票などから選出され、言わば、選ばれた選手のみが出場出来るという特別な試合です。

 

現在も大リーグで活躍中ですが、当時、オリックスで脚光を浴びていたイチロー選手が出場していました。
あと一人のアウトで試合終了という時、外野を守っていたイチロー選手がピッチャーとしてマウンドに上がることになりました。
その時の打者は奇しくも1つ目の話題に出た松井さんでした。
しかし、代打を送られ、松井さんとイチロー選手の対決は流れました。

 

実は、当時私は大学生でしたが、この試合を東京ドームで実際に見ていました。
現地の東京ドームでは、イチロー選手がピッチャーとしてアナウンスされると大歓声が起こり、オーロラビジョンにイチロー選手がマウンドに向かっていく時の満面の笑みが映し出されていました。
私の隣で見てた人が、「子どもみたいな笑顔だなぁ~」と言っていたことを覚えています。

 

イチロー選手をピッチャーとして告げたのは、当時の仰木彬監督です。
仰木監督はファンを楽しませる野球をモットーとしており、当時も色々な方法でファンを楽しませていました。
言わば、

ファンあってのプロ野球

という思いがあったことと思います。
しかし、一方の相手チームの当時の監督は野村克也監督でした。
他のチームの選手を預かる立場としては、本職でないピッチャーにぶつけられてケガをさせられないとのことで、自分のチームの投手を代打として送りました。

 

この出来事も当時大論争になりました。
野村克也監督は、オールスターというのはお祭りではなく、選ばれた選手が最高峰のプロの技術をファンに対して見せるもの、という考えを持っていたそうです。
勿論悪い意味ではないですが、言わば、

プロ野球あってのファン

という思いの方が、どちらかと言えば強めだったのかもしれません。
このTOPICSでも度々出てきますが、鶏が先か?卵が先か?に似ているかもしれません。

 

ここまで、松井さんとイチロー選手の2つの出来事を取り上げてきました。
どちらの出来事も、