思いや感情というのも存在である
という側面を持っているかもしれません。
同じようなシンボル・象徴としてはウルトラマンも当てはまります。
私も小さい頃は好きでよく観ていましたし、今でもたまに観返したりもしています。
ウルトラマンは光の国からの正義の使者として描かれています。
私も小さい頃は正義のヒーローとして憧れを持って観ていました。
しかし、大人になってから観返してみると、そこには様々なメッセージが込められていることにも気づいていきました。
それは、
怪獣の全てが悪なのか? 怪獣は人間が産み出した側面はないのか?・・・・・
など様々です。
そして、正義の使者たるウルトラマン自身も、
自分が行っている怪獣退治は本当に善なのか? 自分が行っていることは本当の意味で地球のためになっているのか?・・・・・
などなど、様々な悩みの中で葛藤していく姿も描かれています。
このようなテーマが特に初期の作品の中では多く描かれていますし、50代、40代の大人が今だに観返すほど人気がある理由なのかもしれません。
そして、このようなシンボル・象徴から紡ぎ出されるメッセージの本質の一つには、
明確な答えというものは存在しない
という側面があり、明確な答えが無いからこそ、
それぞれの人が自分自身の事として考えることに意義がある
という問題提起の側面も担っています。
シンボル・象徴というのは身近にも数多く存在します。
それは漫画のキャラクターでもあったり、ある意味ゆるキャラも当てはまるかもしれません。
そして、自分自身が好きなシンボル・象徴という存在には、
あなた自身が反映されている
という鏡の役割を果たしています。
もし、あなたが何かの課題に直面した時など、あなたが好きなシンボル・象徴の存在になったつもりで考えてみると、その次の一手というものが見えてくるかもしれません。
夏休みやお盆休みの季節になりますが、お子さんのいるご家庭では一緒に映画やDVDなどを観てみるのも良いでしょうし、お一人で過ごす方なども、小説や漫画でも同じことですので、ほんのちょっとした時間をご自身の反映たるシンボル・象徴などに思いを馳せてみては如何でしょうか、、、、、
ちなみに、今回のシン・ゴジラの中では、人類に攻撃を受けたゴジラが身を守る?ために反撃をしますが、その際、ほんの数秒間ゴジラの顔がアップになりました。
その反撃をしている「ゴジラの目」は何とも物悲しげなように「私の目」には映りました。
そして、ネタバレになるとダメですので書きませんが、私が今回の映画から感じたメッセージの一つには、
今の日本は「熱」と「冷」のバランスの調和が本当に取れているのか?
と、問いかけられている印象を受けました。
この「熱」と「冷」とは様々に受け取れる内容ですが、もし、これから観る方がいらっしゃれば、この点も意識して観てみると何かしらの発見もあるかもしれません。
ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2021年9月11日の第373回目のTOPICS『 理想を実現(現実化)するのは「誰」なのか??? ~ウルトラマンX(エックス)より(笑)~ 』、2020年5月9日の第304回目のTOPICS『 シンボルを活用して自分を知る遊び ~バシャールからの贈り物???(笑)~ 』などもございます。
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。