おそらく批判まではされないでしょうが、何か「沈黙」といった空気が流れてしまうようにも感じます。
このように、「美談」という枠の中であっても、どこに「焦点」を当てるかで見方が変わってきます。
あるいは「焦点」というよりも、どこに美談の「本質」を見い出すかの違いかもしれません。
世間で「美談」ともてはやされると、それに「異を挟む」ことが躊躇われる風潮もあります。
しかし、人それぞれ「見方」が違いますし、ある人にとっては「美談」であることが、ある人にとっては「当たり前の話」であることも多々あります。
「美談」を聞いて、自分も頑張ろう、前向きに生きよう、といった思いが出てくることもあるかと思います。
それはそれで素晴らしいことと思います。
しかし、世間やマスコミが「美談」と言っているからといって、それに迎合する必要もありません。
あくまで自分にとっての「本質」を揺り動かしているか?という所に「焦点」を合わせることも必要なことかもしれません。
私達の日常生活においても、様々なお話や意見が飛び交っています。
それを全て聞き入れていると、いつまでも他の人に左右される人生になりがちになります。
そして、他の人に左右されている人生になってしまうと、全ての責任を自分ではなく他人や外部の環境に求めてしまうようにもなりかねません。
是非、ご自身の人生を自らコントロールしていけるよう、今回のような「美談」などからも、「自分にとっての本質」に焦点を合わせ、意識してみて下さい。
ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2023年4月15日の第454回目のTOPICS『 誰かや何かの為にという落とし穴!? ~絵本動物会議&里親制度より~ 』、2015年6月11日の第49回目のTOPICS『 本質とは 』などもございます。
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。