第172回:『 未来のトラウマを創り出さないために ~予期不安と取り越し苦労の関係も~ 』
【 その他参照ワード:親の死、課題の分離、無意識、潜在意識 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
カウンセリングをしていると、多くの人の中に、意外なトラウマ!?のような、共通の課題を見い出す事があります。
それは、
他界した親の年齢に自分が近づくにつれ・・・
(理由の分からない)不安や心配などに苛まれる・・・
というものです。
【 無意識への引っかかり 】
当初の相談の多くは、「最近、漠然とした不安を感じる」「検査しても問題ないが、体調が優れない」「よく眠れず、イライラや焦燥感が募る」など様々です。
そこで、そのように感じる理由や出来事が最近ありましたか???など、色々と話を聞いていくと、それなりの出来事も話には出て来ます、、、
しかし、その出来事が理由では無い事を、クライアントも薄々感じているのが伝わって来ます。
同じく、私も話の途中から、当初の相談が本当の悩みでは無いと感じるケースがあります。
このような時、『 他界した親の年齢 』が無意識に引っかかっているというケースが、よく見られます。
例えば、
親と同じ年齢まで、自分は生きられないのではないか・・・
親と同じ年齢に近づいているから、自分も同じ病気になるのではないか・・・
親の(生きていた)年齢を超えたので、生きる目標を失っている気がする・・・
など、、、
そして、このように感じているケースの共通点は、
(自分の問題では無いから)自分ではどうにも出来ない・・・
と、心の奥底で感じている点です、、、
全ての人とは言いませんが、親の他界は心に衝撃を残すのも理解出来ます。
それと同時に、「人生は理不尽」「人生は自分の力ではままならない」などの、一種のトラウマに近い感情を生み出すケースもあります。
【 私の似たような経験から 】
親の他界した年齢とは違うものの、私も似た経験があります!
母が他界して「5年半」ほど経ちますが、他界「1年前」の病気の発症や、「他界後」の葬式の仕切りなど、色々とありました。
その後、東京に戻り行政書士を続けながら、「これから先」の人生を考えました。
そして、決断してS.Light.Mを設立するなど、「今にして思うと」僅か数年間とは言え、時の流れは、とても慌ただしいものでした(笑)
そして、決断する迄の「過程」では、次のように感じていた事を思い返します、、、
それは、
私は無意識ながらも・・・
人生を萎縮して生きているように感じていないか???
というものでした、、、
【 気づく事で変化する 】
この「萎縮」とは、例えば、
幸せになるには困難を経験する
小さな幸せしか実現出来ない
などの感情と、似たものと捉えても良いです。
ただ、「どこかの段階」で、その芽を自分の中で創り出していた事に気づき、そこから「今の決断」に結び付きました!
自分で自分の事は、なかなか気づき辛いものです(笑)
話を戻しますが、他界した親の年齢に近づく事で、湧き上がる不安などの全てが悪い訳ではありません。
そのような年齢を「意識する」事で、食生活を見直すなどの素敵なキッカケとして活用する事も出来ます!