第635回:『 人間関係の指針は「どんぐりの背比べ」:前編 ~戦中の陸海軍から~ 』
【 その他参照ワード:日露戦争、満州事変、日中戦争、真珠湾攻撃 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
「どんぐりの背比べ」との言葉は、
形も大きさも同じ有り様で・・・
どれを選んでも平凡であるが故に・・・
特に優れた点が見い出せない・・・
という意味です!
つまり、どんぐりの背比べには、
ネガティブなイメージが伴う
というのが、多くの人が抱く感想でしょう(笑)
それにも関わらず、どんぐりの背比べが、
人間関係の指針になるとは・・・
どういう意味???
など、訝(いぶか)しく思う人も多いでしょう、、、

ところで、私は小・中・高校に渡り、剣道・野球・バドミントンと、
体育会系に所属
という経験をしました!
そして、良くも悪くも体育会系との言葉では、
先輩・後輩という厳しい上下関係に加え・・・
後輩は意見する事も一切許されず・・・
先輩の指示に唯々諾々する他ないなど・・・
理不尽極まりない関係性・・・
など、昭和時代特有のイメージを持つ人も多いでしょう(笑)
ちなみに、例えば吹奏楽などの文化系であっても、先輩・後輩などの上下関係は同じです。
そして、このような上下関係とは、
「縦」の人間関係の代表例
と、言えます。
故に、職場での上司と部下は然り、単なる年齢の上下のケースでも、縦の関係を当てはめる人も多いです。

では、あなたであれば、
「横」の人間関係の代表例では・・・
「何を」思い浮かべますか???
もしかしたら、思い浮かべる多くが友達かもしれません(笑)
あるいは、同級生は然り、大学や職場では年齢は違えども、同期も当てはまるかもしれません。
ただ、友達に関しても、同じく良くも悪くも、
縦の人間関係が「反映」される
というケースも多々あります、、、

では、番組『 映像の世紀バタフライエフェクト 』(NHK)から、「 陸軍 VS. 海軍 」の回を少し眺めます!
【 共通点と独自色 】
戦中の陸海軍双方に共通するのが、
天皇統帥の元で・・・
政府の承認無しに・・・
独自の軍事行動が可能だった・・・
というものです。
そして、陸軍では、
中国大陸に勢力を拡大する目論見があるが故に・・・
ソ連を仮想敵国とする・・・
という方針でした。
一方、海軍では、
太平洋に勢力を拡大する目論見があるが故に・・・
アメリカを仮想敵国とする・・・
という方針でした。
そして、再び陸海軍双方の共通点に目を向けると、
東京帝国大学卒業生に匹敵すると称された・・・
エリート将校達が軍を率いた・・・
というものです。

【 影響を与えた2人 】
1905年(明治38年)、日露戦争に勝利した事で、国民は歓喜に沸きました。
そして、陸軍では、
最大の激戦たる旅順攻囲戦を制した乃木希典
が有名になりました。
そして、陸軍は主に徴兵された兵士で構成され、
貴族の子弟も・・・
貧困農家の子も・・・
皆が平等に扱われた・・・
と、言われます。
そして、乃木は権威を振りかざす事を善しとせず、戦場でも兵士と同じ食事を摂りました。
ただ、先の旅順攻囲戦の戦い方に象徴されるかの如く、乃木は圧倒的な戦力の差がある場合でも、
精神力で打倒出来ると・・・
兵士を指導・鼓舞したが為に・・・
多くの戦死者を出す・・・
という事態を招きました。
そして、このような乃木の精神論が、
その後の陸軍に根付いた
と、分析されています。

一方、海軍では、
ロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎
が有名になりました。
そして、海軍は主に志願兵で構成され、少数精鋭を誇りました。
故に、
階級で厳密に線引きされる・・・
エリート主義が貫かれた・・・
と、分析されています。
そして、東郷は寡黙な性格ながらも、
兵士から畏怖される存在だった
と、言われます。
故に、特に幹部候補生は、
国際事情に通じた・・・
紳士としての振る舞いに加え・・・
品格と教養を厳しく教育された・・・
と、分析されています。

しかし、第一次世界大戦後の1922年(大正11年)、
ワシントン海軍軍縮条約が締結され・・・
海軍は戦艦と空母の保有量を制限される・・・
という状況になりました。
そして、軍縮の影響は陸軍にも波及し、
数万人規模の兵力に当たる・・・
約5分の1の師団が削減される・・・
という状況になりました。
故に、陸軍では、
将校達の多くが職を失ったが故に・・・
再び日の目を見る事に・・・
執着する・・・
という方面に、舵を切り始めました。
