第569回:『 コンプレックス(劣等感)の解消法 ~自他共に思い込みを打破する~ 』
【 その他参照ワード:古田敦也、ヤクルトスワローズ、メガネ、美味しんぼ 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
私も同じく、多くの人が何かしらの「コンプレックス(劣等感)」を抱いているでしょう(笑)
そして、コンプレックスの特徴として、
周りがコンプレックスでは無いと「評価」しても・・・
本人がコンプレックスであると「判断」する・・・
という点があります、、、
故に、
周りが「説得する」事は難しく・・・
本人が「納得する」以外に解消しない・・・
という事です、、、
では、番組『 レジェンドの目撃者 』(NHK BS)から、「 球界の “のび太” 古田敦也 」の回を少し眺めます!
【 華々しい実績の裏には 】
古田敦也さんは1990年のプロ野球ドラフト会議で、ヤクルトスワローズから2位指名を受け、入団しました。
すると、入団1年目で正捕手の座を射止めました。
その後は、打者としても首位打者を獲得し、更に2000本安打を達成し、名球会入りも果たしました。
そして、リーグ優勝5回、日本シリーズ優勝4回へとチームを導きました。
まさに、
扇の要
としての役割を果たしました。
そして、捕手として最大の「見せ場」が、
盗塁阻止
です!
古田さんは2021年時点、セ・パ両リーグを通じて、歴代シーズン盗塁阻止率の第1位です!
しかも、この時点では、更に3位と4位にも該当しています(笑)
このように、「プロ入り後」は華々しい実績を築いた古田さんですが、実は、立命館大学時代の活躍から、1987年のドラフト会議で指名確実と言われていました。
しかし、どこの球団からも、一切指名されませんでした。
その「理由」が、
メガネの選手(捕手)は大成しない
という見方が、当時のプロ野球界では「常識」とされていたからです。
【 コンプレックスを逆手に取る 】
『 メガネの選手(捕手)は大成しない 』との見方を、元広島東洋カープで同じく捕手をしていた達川光男さんが、「現実的手段」の視点から話します。
達川さん:
『 スローイングした時に(メガネが)ずれたりとか、バッティングも見づらいとか、危険が伴ってましたよね。 もし、クロスプレーで(メガネが)割れて目に入ったら、選手生命終わりですよ。 (メガネの欠点は)やっぱり視野でしょうね。 キャッチャーというのは流し目で、目だけでベンチを見たり、相手の1塁ランナーの動きを見たり、3塁ランナーの動きを見たり、色んな所へパッと流し目で見なきゃいけないので。 (レンズのない)隙間は見づらい。 ここだけ(レンズがある範囲)しか見えない。 』
しかも、古田さんは極度の乱視だったので、コンタクトレンズも使えませんでした。
こうして、ドラフトで指名されなかったが故に、古田さんは社会人野球の道に進みました。
すると、翌1988年のソウル五輪の代表に選ばれ、活躍しました!
そして、古田さんはドラフトで指名されなかった「当日の心境」を、以下の通り話します。
古田さん:
『 メガネが駄目でプロに入れないって言われたんで、正直、その瞬間、絶望だったんですよ。 俺にはどうしようもないんだけど。 (しかし、ドラフトの翌日に)過去には出来なかったかもしれないけれど、メガネをかけて人より上手い事を自分が証明したらいいじゃないかって、チョット生意気なこと言いますけど。 本当に、そういう気持ちになってね。 よっしゃ、こうなったら皆、見返してやろうという気持ちになりましたね。 』
そして、
逆にメガネが「トレードマーク」になり・・・
「のび太」の愛称で、多くのファンから慕われた!!!
という「結果」になりました(笑)