第563回:『 ヒトとイヌの共通点と違いから人間を見つめる ~オオカミ少年モーグリからも~ 』
【 その他参照ワード:オキシトシン、ネオテニー、共進化 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
近頃では、保護犬や保護猫を迎え入れる人も多くなりました!
その一方で、多頭飼育崩壊や、無責任なブリーダーの育児(飼育)放棄など、「心身」に傷を負う犬や猫も増え続けています。
勿論、急な病気等で世話が出来なくなるケースもあるでしょう。
そして、ペットロス症候群との言葉もありますが、
今では、犬や猫はペットを超えて・・・
人間(家族)と同じ!!!
というケースの方が多いでしょう!
では、番組『 ヒューマニエンス 』(NHK BS)から「 “イヌ” ヒトの心を照らす存在 」の回を少し眺めつつ、様々な視点を当てはめます!
【 ヒトとイヌの長い歴史 】
古来、ヒトは、
「移動と物資の運搬」にはウマ
「通信」にはハト
など、動物を活用して暮らして来ました。
その中でも、ヒトとイヌは長い歴史を持っています!
約10万~3万年前に、オオカミとイヌが「分化」しました。
つまり、
イヌの祖先はオオカミ
という事です(笑)
そして、ロシアのラズボイニクヤ洞穴の地層から、イヌ(科)の化石が見つかりました。
この地層は約3万3千年前のものである事から、
約3万年前から、ヒトとイヌの「共同生活」が始まった
と考えられています。
更に、イスラエルのアイン・マラッハ遺跡の墓から、老人の女性とイヌの化石が発見されました。
この遺跡は約1万2千年前のもので、この頃には、他の動物はまだ「家畜化」されておらず、食料としての動物は「貝塚」で見つかります。
このような状況であったにも関わらず、ヒトと「一緒に埋葬」されている事から、
ヒトにとってイヌは、より大切な存在
になりつつある頃と考えられています。
そして、約7千年前の縄文時代には、イヌ「そのもの」が埋葬されていました!
ところで、死んだ後にまで、一緒の墓に入りたくない!!!というヒトもいます(笑)
勿論、魂は墓にはおらず、いる必要性も全くありません!
もし、墓にいるとすれば、
生前からの思い込み
です!
だからと言って、墓参りが無意味という訳でも全くありません。
更に、墓や仏壇があろうと無かろうと、
全ては込めた想い!!!
です!
ちなみに、日本でも昔は土葬が多かったものの、衛生面なども含め、今では90%以上が火葬になっています。
しかし、日本で暮らす外国人の中には、宗教の関係から土葬を希望しつつも、叶えられないケースが増えています。
そこには、地元の反対なども関係しています。
このようなケースこそ、土中に染み込む水への影響なども含め、
科学的視点を活用する
という事が有益です。
そして、その際には、
お互いに「共通の定義(言葉)」でコミュニケーションを取る
という事が大切で必要です。
つまり、
過度な感情ではなく・・・
理性の活用!!!
という事です!